野仏庵(のぼとけあん)

所在地:京都市左京区一乗寺葉山町   地図情報

創立:上田堪庵

運営:宗教法人 悟心会

 野仏庵(のぼとけあん)は、一乗寺の詩仙堂から少し上がったところにある寺院

 昭和時代に、ゆどうふ料理の老舗「順正」の創立者であり、古美術愛好家の上田堪庵により創立される

 

【野仏庵】

 <正門>
 元老公爵 西園寺公望が、新選組に追われて丹波須知村に身を隠した屋敷の門を移築したもの
 よし葺きの屋根
 後に掲げられた「野仏」の二大字は、南禅寺管長 勝平宗徹師の筆によるもの

 <石造 野仏>
 正門からの通路のつき当たりに安置されている

 <茶席「陶庵席」>
 正門と同じく、丹波須知村から移築されたもの
 そのときに、西園寺公望の雅号である「陶庵」にちなみ名付けられた
 二帖中板という古い形式
 障子越しの淡い光が、浮かび上がり床を際立たせる

 <主屋>
 大阪 淀にあった庄屋の旧邸を移建したもの
 雨月席などの茶席や、写経や講和のための講義棟である講堂が付設されている
 紅殻(弁柄)により、外壁は赤い色になっている
 座敷の襖には歌と富士山が描かれている
 歌は、戦前戦後の電力事業で活躍した「電力の鬼」と称される松永安左衛門によるもの
 富士山の絵は、上田堪庵が自らが描いた合作によるもの

 <庭園>
 東山を借景とした閑寂の庭園
 約200体の石仏が点在している

 <茶席「雨月席」>
 石段を登ったところにある
 江戸時代後期の国学者・歌人・小説家で、「雨月物語」の著者 上田秋成ゆかりの茶室
 五帖半
 煎茶を楽しむための茶室といわれる
 南禅寺の西にあったものが移築される
 床に、上田秋成の筆の「猫恋妻」の歌幅が掛けられ、襖絵は、上田秋成と親しかった呉春の筆

 <茶席「幽扉席」>
 兵庫県芦屋市から移建されたもの
 武者小路千家好みの茶席が二席あり、
 広間と小間に分かれており、広間には空間を活かした大きな床がある

 <講堂>
 約100名収容できる
 演壇正面に金銅山王(比叡山)神本地懸尊(重要文化財)が祀られている
 宗教法人 悟心会の宗教講座・写経、茶道黌会の講義・演習などに用いられている

 <狛ひつじ>
 門前にいる

 <一乗寺降魔不動明王
 正門の東に隣接している
 一瞬にして諸悪や悩みの根源を焼き尽くして救済するという降魔不動明王座像が祀られている

【アクセス】

 市バス 一乗寺下り松町 徒歩約5分

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