本圀寺(ほんこくじ)(HonkokuJi)

所在地:京都市山科区御陵大岩   地図情報

日蓮宗一致派の大本山

山号:大光山

本尊:大曼荼羅

開基:日蓮大聖人

開山:日蓮大聖人

 本圀寺(ほんこくじ)は、山科区御陵にある日蓮宗一致派の大本山の寺院

 天智天皇御陵と並び、琵琶湖疏水に添い、東山を背にした山紫水明の地

 京都に2つある日蓮宗の大本山の一つ(妙顕寺と本圀寺)
 「東の祖山」久遠寺に対し、京都に栄えた本圀寺は「西の祖山」と称される

 鎌倉から京都へ移った当時の六条堀川の地は、御所の坤(裏鬼門)(南西)にあたる

 跡地は、西本願寺関連の施設となっており、山科へ移転後も、塔頭の多くが旧地に残存している

【本圀寺の歴史・経緯】


【本圀寺の伽藍】

 <門前の朱色の橋>
 琵琶湖疏水に架かっている朱塗りのコンクリート橋

 <山門>
 「開運門」「赤門」と称される
 1592年(皇紀2252)文禄元年、加藤清正により寄進されたもの
 門をくぐると、加藤清正のように開運勝利の人生が開けるといわれる

 <中門>
 本堂の前にある
 黄金色で、屋根には金の鯱がいる
 両側には黄金の阿吽像がある

 <本堂>
 鉄筋コンクリート造
 本堂前には、黄金の灯籠が置かれている
 内陣の太い柱も金色になっている
 1971年(皇紀2631)昭和46年、現在の地に再建された

 <本師堂>
 本堂の隣にある
 日蓮大聖人が亡くなるまで離さず拝んでおられた持仏の釈迦尊が祀られている
 堂の前には「閻浮第一立像釈迦牟尼世尊」と記された石柱が立っている
 「閻浮第一(えんぶだいいち)」とは、世界に二つとないという意味

 <九頭龍銭洗弁財天(くずりゅうぜにあらいべんざいてん)>
 黄金の鳥居が立ってる
 八大龍王の中で最も神通力の強い神さんとされ、金銭・財運を授けられるといわれる
 龍神から流れ出る霊水でお金を洗い、浄財袋に入れて持っていると財運がつくといわれる

 <客殿>

 <大梵鐘>
 本師堂の正面にある
 1593年(皇紀2253)文禄2年
 豊臣秀吉の姉 日秀尼の寄進によるもの
 黄金の大梵鐘は、高さ240cm、直径150cm
 梵鐘には約200名余の法号が列記され、豊臣秀吉の両親や木下家一族の法号もある
 鋳造した当初は黄金ではなかったといわれる

 <くみょうさま>
 大梵鐘の台座に鬼子母神十羅刹女さまと「くみょうさま」が祀られている
 特に「がん」などの難病から救われるといわれる

 <清正宮>
 本堂の背後にある加藤清正廟
 加藤清正の娘 搖林尼(ようりんあま)の建立
 黄金の鳥居が立っている

 <経堂(輪蔵)(重要文化財)>
 一切経が納められている
 1464年(皇紀2124)寛正5年
 将軍 足利義政が帰依し、高麗版の一切経を寄進、経蔵を建立したのが起源

【本圀寺旧地に残る伽藍】

 寺地は、北は六条坊門(現在の五条通)、南は七条通、東は堀川通、西は大宮通まで、
東西二町・南北六町にわたる広大なものだった

 <西門跡>
 旧本圀寺裏門にあたる大宮通に面している
 題目碑・本山碑が立っている

 <総墓地>
 松永弾正久秀の屋敷跡といわれる
 天正年間(1573年〜1592年)
 松永弾正が、本国寺塔頭戒善院の檀徒であったことから、松永家の供養のため戒善院墓地として寄進される
 塔頭の輪番で維持されてきた
 1922年(皇紀2582)大正11年
 塔頭で「妙恵会」が組織され管理維持されるようになる
 現在の加盟塔頭は18ヶ院といわれる
 総墓地には、歴代供養墓がある

【本圀寺の塔頭

 塔頭は、現在も六条の旧地に16院が残っている

 京洛へ移転する以前からの塔頭

 <勧持院
 天文法華の乱と天明の大火で類焼
 現在の建物はその後の再建
 加藤清正が本圀寺へ参詣のときの宿坊となっていた

 <智光院>
 1433年(皇紀2093)永享5年、日心上人により創建される

 <智了院>
 1504年(皇紀2164)永正元年、日受上人により創建される

 <松林院

 <真如院>
 1535年(皇紀2195)天文4年、日映上人により創建される
 1536年(皇紀2196)天文5年に焼失
 1560年(皇紀2220)永禄3年頃に再建される

 <林昌院
 1530年(皇紀2190)享禄3年、日實上人により創建される

 天文法華の乱後の塔頭

 <詮量院
 現在は、勧持院内に寺務所があるのみになっている

 <了光院>
 <松陽院
 <了円院>
 <本實院
 <本妙院
 <智妙院>
 <久成院>
 <一音院>
 <瑞雲院>

 戦時中の五条通の強制疎開や、焼失などにより既に消滅した塔頭

 <円龍院>
 1407年(皇紀2067)応永14年、日伝上人により創建される

 <戒善院>
 <多門院>
 <常証院>
 <本栖院>
 <英鏡院>
 <一妙院>
 <信正院>
 <本立院>

【本圀寺の寺宝】

 <立像釈迦像>
 <三赦免状>
 <立正安国論>

 <歴代天皇の綸旨>
 数代の天皇の御綸旨十余通

 <真生廟>

 <日蓮大聖人像>
 日蓮大聖人が、清澄山山頂の旭が森で、日輪に向かって玄題口唱する御影
 涙顔に見えるといわれる

 <曼荼羅御本尊 六幅>
 日蓮大聖人の真筆
 1278年(皇紀1938)弘安元年10月19日
 日朗聖人へ授与されたもの
 同じく日蓮大聖人の真筆の輪宝御本尊とともに貴重なもの
 表装の布に鴛鴦(おしどり)の織紋があることから「鴛鴦ご本尊」とも称される

【その他】

 <京羽二重巻4>
 本圀寺が記されており
 円龍院・勧持院・真如院・仙壽院・玉龍院・寂妙院・吉祥院・教蔵院・知足院なども記されている

 <和漢三才図会>
 本圀寺が東西2町・南北6町とされ、およそ100坊あると記されている
 本堂(東西17間・南北間)、祖師堂(方11間)、宝塔(高さ19間半・方5間半)、位牌堂(東西10間・南北8間)、
壇林(東西134間余・南北47間半)

【本圀寺へのアクセス】

 地下鉄 東西線 御陵駅 徒歩約15分
 京阪電車 京津線 御陵駅 徒歩約15分

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