阿弥陀如来(あみだにょらい)(Amida Nyorai)

阿弥陀如来(あみだにょらい)は、仏像における如来の一つ

別称:無量寿如来、不可思議光如来、尽十方無碍光仏(じんじっぽうむげこうぶつ)

サンスクリット語の梵名:アミターバ、あるいは、アミターユス

ご利益:極楽往生、現世安穏

守り本尊:戌・亥年生まれ

垂迹神:熊野権現、八幡大神住吉三神のうちの中筒之男神


 阿弥陀如来(あみだにょらい)は、仏像における如来の一つ

 阿弥陀如来は、命あるものすべてを救うべく誓いを立てられて、極楽浄土に導く仏さん

 無限の寿命を持つことから「無量寿如来」とも称される

 限りない光(智慧)と、限りない命を持って人々を救い続けるとされており、西方極楽浄土の教主とされる

【阿弥陀如来】

 <登場する経典>
 浄土三部経に説かれている
  「仏説無量寿経」
  「仏説阿弥陀経」
  「仏説観無量寿経」

 「仏説無量寿経」によると、
 全ての衆生の救済のために、王位を捨てて、世自在王如来のもとで「法蔵菩薩」と名乗って修行し、
衆生救済のための「四十八願」を発願して誓いを立てて修行をし、それが成就し仏となった報身仏と説かれる

 現在も、西方にある仏が住む国土の極楽浄土で、説法をしていると説かれる
 (東方の仏国土には、薬師如来が住んでおられる)

 「仏説阿弥陀経」によると、「極楽」の様子と、阿弥陀仏の徳が説かれている
 東方・南方・西方・北方・下方・上方世界にガンジス河の砂の数ほどおられる諸仏から賞賛されているといわれる
 「極楽」に生まれかわる方法が説かれている

 「般舟経(はんじゅきょう)」によると、
 「三世の諸仏は、弥陀三昧を念じて等正覚を成ず」と説かれおり、
 全ての仏(三世の諸仏)は、阿弥陀如来の力によって仏の悟りを開かれたとされ、
大宇宙の仏方の「本師(ほんし)」「本仏(ほんぶつ)」と称される


 <阿弥陀三尊>
 阿弥陀三尊として祀られるときは、脇侍に観音菩薩勢至菩薩を従えて中央に並ぶ


 <来迎の阿弥陀>
 人々が死ぬときには、阿弥陀如来が、二十五菩薩を従え、雲に乗って往生者を迎えにやってくるといわれる


 <サンスクリット語の梵名>
 アミターバ(阿弥陀婆)、あるいは、アミターユス(阿弥陀ユ斯)と称される
 アミターバは「量しれない(はかりしれない)無限の光を持つ者」という意味で「無量光仏」とされる
 アミターユスは「量りしれない寿命を持つ者」という意味で「無量寿仏」とされる

 これらから「無量寿如来」「不可思議光如来」「尽十方無碍光仏(じんじっぽうむげこうぶつ)」とも称される


 <姿(像容)>
 髪型は、螺髪(らほつ)と称される髪の毛が右巻きの巻き貝のようになった固まりが多くさんある
 服装は、釈迦如来と同じく、全身を一枚の布だけで覆い、装飾品は一切着けない質素な姿

 印相(手の形)には、定印、説法印、来迎印などいろいろな形がある

 金剛界曼荼羅では開花した蓮華の花、胎蔵曼荼羅では開きかけた蓮華の花の上におられる

 浄土真宗においては「観無量寿経」の「住立空中尊」という記述から、立像であるべきとされる


 <五智如来>
 密教においては、五仏を一つの如来として信仰される
 中央に大日如来、東に阿閃如来、南に宝生如来、西に阿弥陀如来、北に不空成就仏が祀られる

 <胎蔵界五仏>
 中央に大日如来、東に宝幢如来、南に開敷華王如来、西に無量寿如来(阿弥陀如来)、北に天鼓雷音如来が祀られる


 <紅玻璃色阿弥陀如来>
 密教式の阿弥陀如来の一つ
 髷(まげ)を高く結い上げて、宝冠をかぶって、体色が赤いのが特徴

 <宝冠阿弥陀如来>
 真言宗の阿弥陀如来の一つ
 天台宗の常行三昧の本尊としても祀られる
 宝冠などの装身具を身につけ、金剛法菩薩、金剛利菩薩、金剛因菩薩、金剛語菩薩の四菩薩を眷属とする


 <阿弥陀如来の垂迹神>
 神仏習合された本地垂迹(ほんじすいじゃく)で、阿弥陀如来の化身とされた神さん
  熊野権現
  八幡大神
  住吉三神のうちの中筒之男神


 <ご利益>
 極楽往生、現世安穏のご利益がある

 戌・亥年生まれ守り本尊とされる


 <真言>
 オン アミリタ テイ ゼイ カラ ウン

【阿弥陀如来の四十八願】

 <四十八願(しじゅうはちがん)>
 阿弥陀如来が、まだ世自在王如来のもとで「法蔵菩薩」と名乗って修行していたときに、
仏になったら衆生(人々の)救済のために成し遂げるという48の誓願をたてた

 これらの誓願は、「・・・をする」という実行を誓ったものではなく、
「設我得佛(たとえ仏になれるとしても)・・・でなければ不取正覚(仏にはならない)」と誓っている
 「正覚(しょうがく)」とは、仏の悟り、正しい悟りのことで、仏さん・如来さんになることをも意味する

 特に、浄土宗系の諸宗においては、第十八願が重要視され、
 阿弥陀如来が、法蔵菩薩から如来になられていることで、これらの誓願は全て成り立っていることになり、
それを信じて、「南無阿弥陀仏」と唱えることで必ず極楽浄土へ導かれると、広く民衆から信仰された

 <誓願力(せいがんりき)本願力(ほんがんりき)>
 阿弥陀如来が、四十八願の誓願(本願)を成就したことによって得た力

 <他力本願(たりきほんがん) >
 阿弥陀如来を信仰し、自分の力ではなく阿弥陀如来の力(他力)によって成仏することを願うこと

 <六神通(ろくじんづう)>
 第5願から第10願に誓願されている、仏の国(浄土)に往生した人が得られる超能力のような力のこと


 <第一願 無三悪趣の願>
 「設我得佛 國有地獄餓鬼畜生者 不取正覚」
 仏国に、地獄や餓鬼や畜生の生き方をしている者がいるならば、私は仏にはならない

 <第二願 不更悪趣の願>
 「設我得佛 國中人天 壽終之後 復更三惡道者 不取正覚」
 仏国の人々が、命(寿)が終わった後に再び、三悪道(地獄・餓鬼・畜生)にかえるなら、私は仏にはならない

 <第三願 悉皆金色の願>
 「設我得佛 國中人天 不悉眞金色者 不取正覚」
 仏国の人々が、金色に光り輝く身になることができなければ、私は仏にはならない

 <第四願 無有好醜の願>
 「設我得佛 國中人天 形色不同 有好醜者 不取正覚」
 仏国の人々の形や色が同じでなく、好醜(こうしゅ)があれば、私は仏にはならない

 <第五願 宿命智通の願>
 「設我得佛 國中人天 不識宿命 下至不知百千億那由他 諸劫事者 不取正覚」
 仏国の人々が、宿命通を得て、自分の限りない過去を知ることができないならば、私は仏にはならない

 <第六願 天眼智通の願>
 「設我得佛 國中人天 不得天眼 下至不見百千億那由他 諸佛國者 不取正覚」
 仏国の人々が、天眼通を得て、無限にある諸々の仏の国を見通すことができないならば、私は仏にはならない

 <第七願 天耳智通の願>
 「設我得佛 國中人天 不得天耳 下至聞百千億那由他 諸佛所説 不悉受持者 不取正覚」
 仏国の人々が、天耳通を得て、無限にある諸々の仏の説法を聞くことができず、受け入れることができないならば、
私は仏にはならない

 <第八願 他心智通の願>
 「設我得佛 國中人天 不得見他心智 下至不知百千億那由他 諸佛國中 聚生心念者 不取正覚」
 仏国の人々が、他心通を得て、無限にある諸々の仏の国の人々の心を見抜き知り尽くすことができなければ、私は仏にはならない

 <第九願 神境智通の願>
 「設我得佛 國中人天 不得神足 於一念頃 下至不能超過百千億那由他 諸佛國者 不取正覚」
 仏国の人々が、神足通を得て、一念の間に、無限にある諸々の仏の国へ行くことができなければ、私は仏にはならない

 <第十願 速得漏尽の願>
 「設我得佛 國中人天 若起想念 貪計身者 不取正覚」
 仏国の人々が、想念(執着の心)を起こして、その身を貪計(執着)するならば、私は仏にはならない

 <第十一願 住正定聚の願>
 「設我得佛 國中人天 不住定聚 必至滅度者 不取正覚」
 仏国の人々が、浄土に住めて(正定聚)、必ず滅度(浄土)に往生することができなければ、私は仏にはならない

 <第十二願 光明無量の願>
 「設我得佛 光明有能限量 下至不照百千億那由他 諸佛國者 不取正覚」
 私の光明(智慧と慈悲)には限りがなく、無限にある諸々の仏の国の者を照らすことができなければ、私は仏にはならない

 サンスクリット語の梵名「アミターバ」は「無限の光を持つ者」という意味で「無量光仏」とされる

 <第十三願 寿命無量の願>
 「設我得佛 壽命有能限量 下至百千億那由他劫者 不取正覚」
 私の寿命には限りがなく、その寿命がどんなに長くても計れるものであるならば、私は仏にはならない

 サンスクリット語の梵名「アミターユス」は「量りしれない寿命を持つ者」という意味で「無量寿仏」とされる

 <第十四願 声聞無数の願>
 「設我得佛 國中聲聞 有能計量 下至三千大千世界 聲聞縁覺 於百千劫 悉共計校 知其數者 不取正覚」
 仏の国中の声聞(しょうもん)の数には限りがなく、三千大千世界の修行者たち(声聞・縁覚)が、
永遠の時間において、力をあわせて想いを計る(計校する)その者たちが数え切れるほどであれば、私は仏にはならない

 <第十五願 眷属長寿の願>
 「設我得佛 國中人天 壽命無能限量 除其本願 脩短自在 若不爾者 不取正覚」
 自分の寿命の長短(脩短)が自由にならないことを願うものを除いて、仏国の人々の寿命に限りがあるならば、私は仏にはならない

 <第十六願 無諸不善の願>
 「設我得佛 國中人天 乃至聞有 不善名者 不取正覚」
 仏国の人々が、不善ということを聞いたり、不善の者がいるならば、私は仏にはならない

 <第十七願 諸仏称揚の願>
 「設我得佛 十方世界 無量諸佛 不悉咨嗟 稱我名者 不取正覚」
 十方世界の全ての仏達が、「南無阿弥陀仏」と私を称賛(咨嗟)しなければ、私は仏にはならない

 <第十八願 念仏往生の願>
 「設我得佛 十方衆生 至心信樂 欲生我國 乃至十念 若不生者 不取正覚 唯除五逆誹謗正法」
 十方の全ての人々が、心より(信楽して)、争いも貧困も差別も無い私の国(浄土)に生まれたいと願って、
私の名を十回だけでも称えたにもかかわらず、往生できないことがあるならば、私は仏にはならない
 ただし、五逆の罪を犯したり、仏の教えを謗る者だけは除かれる
 五逆の罪とは、父親殺・母親殺・阿羅漢(聖職者)殺・仏の身を傷つけること・仏弟子の和合を乱すこと

 往生するために必要な修行について、「少なくとも十回の念仏をしたら必ず往生できる」ことを誓願されており、
第18願では、念仏以外の修行が説かれていないことから、法然上人が説いた専修念仏の根拠とされた
 浄土宗系の諸宗において、最も重要な誓願とされている

 <第十九願 来迎引接の願>
 「設我得佛 十方衆生 發菩提心 修諸功コ 至心發願 欲生我國 臨壽終時 假令不與大衆圍繞 現其人前者 不取正覚」
 十方の全ての人々が、菩提心(悟りの智慧)を得ようとして諸々の善行(ぜんぎょう)を行い、
心から私の国(浄土)に往生したいと願えば、臨終のときに必ず、私は多くの聖者たちと共にその人の前に現われます
 それができなければ、私は仏にはなりません

 人々が亡くなったときに、阿弥陀如来や25の菩薩たちが西方極楽浄土から迎えに来る様子を描いた
阿弥陀二十五来迎図などの根拠とされる

 <第二十願 係念定生の願>
 「設我得佛 十方衆生 聞我名號 係念我國 殖諸コ本 至心回向 欲生我國 不果遂者 不取正覚」
 十方の全ての人々が、私の名号(南無阿弥陀仏)を聞いて、私の国(浄土)に思いをかけて、
念仏をとなえて諸々の徳を積んで、ひたすらに私の国(浄土)へ生まれたいと願うにもかかわらず、
その願いを果たし遂げさせることができないのならば、私は仏にはならない

 <第二十一願 三十二相の願>
 「設我得佛 國中人天 不悉成滿 三十二大人相者 不取正覚」
 仏国の人々が、一人残らず、三十二大人相(仏と同じ体の特長)を持つことがなければ、私は仏にはならない

 <第二十二願 必至補処の願>
 「設我得佛 他方佛土 諸菩薩衆 來生我國 究竟必至 一生補處
除其本願 自在所化 爲衆生故 被弘誓鎧 積累コ本 度脱一切 遊諸佛國 修菩薩行 供養十方 諸佛如來 開化恆沙
無量衆生 使立無上正眞之道
超出常倫 諸地之行現前 修習普賢之コ 若不爾者 不取正覚」
 他の仏国の菩薩たちが、私の国(浄土)に生まれたなら、
必ず次の世には仏になることができる(一生補処)菩薩の最高位(究竟)になれる
 しかし、願いによって、自由にあらゆる場に行き、人々のために、堅く決意して(弘誓の鎧を被て)
善行や功徳を積みかさね(徳本を積累)、全ての煩悩の迷いを脱して(度脱)、諸々の仏の国で菩薩の修行をして、
十方にいる諸々の仏や如来を供養し、無限の(恒沙の)数限りない人々を苦悩から解放する(開化する)
仏の最高の正しく完全な悟りの境地(無上正眞之道)に立とうとするものは除く
 その者たちは、常のところ(常倫)にとどまることなく(超出し)、諸々の地に行くことができ(現前し)
浄土に往生した者が再びこの世に還り人々を救済する慈悲(普賢の徳)を修得することができる
 それができないのならば、私は仏にはなりません

 <第二十三願 供養諸仏の願>
 「設我得佛 國中菩薩 承佛神力 供養諸佛 一食之頃 不能偏至 無數無量那由他 諸佛國者 不取正覚」
 仏国の菩薩達が、仏の神力を受けて、一食の間に、無限にある諸々の仏の国を訪ねて諸仏を供養することができなければ、
私は仏にはならない

 <第二十四願 供養如意の願>
 「設我得佛 國中菩薩 在諸佛前 現其コ本 諸所欲求 供養之具 若不如意者 不取正覚」
 仏国の菩薩たちが、諸々の仏の前において、その名号を称え(徳本)、諸仏が求められるものをお供えすることができなければ、
私は仏にはならない

 <第二十五願 説一切智の願>
 「設我得佛 國中菩薩 不能演説 一切智者 不取正覚」
 仏国の菩薩たちが、人々に一切智(根本的な真理)を説き聞かせることができなければ、私は仏にはならない

 <第二十六願 那羅延身の願>
 「設我得佛 國中菩薩 不得金剛那羅延身者 不取正覚」
 仏国の菩薩たちが、金剛那羅延(堅固)な身を得ることができなければ、私は仏にはならない

 <第二十七願 所須厳浄の願>
 「設我得佛 國中人天 一切万物 嚴淨光麗 形色殊特 窮微極妙 無能稱量
其諸衆生 乃至逮得天眼 有能明了 辯其名數者 不取正覚」
 仏国の人々が用いる全ての物が浄らかで光輝き、その形や色や特徴が素晴らしくて比べることなく、
その人々が全てを見通す目を得て、全ての物を明らかに知ることができなければ、私は仏にはならない

 <第二十八願 見道場樹の願>
 「設我得佛 國中菩薩 乃至少功コ者 不能知見 其道場樹 無量光色 高四百万里者 不取正覚」
 仏国の菩薩たちと少功徳の者(修行をしている者)が、その道場樹の無量の光色によって、
高さ四百万里なる非常に高い智慧の木を見ることができなければ、私は仏にはならない

 <第二十九願 得弁才智の願>
 「設我得佛 國中菩薩 若受讀經法 諷誦持説 而不得辯才智慧者 不取正覚」
 仏国の菩薩たちが、お経を読み、そのお経を人々に読み聞かせ、弁才の智慧を得る(語り知らせる)ことができなければ、
私は仏にはならない

 <第三十願 智弁無窮の願>
 「設我得佛 國中菩薩 智慧辯才 若可限量者 不取正覚」
 仏国の菩薩たちの智慧や弁才に限りがないものでなければ、私は仏にはならない

 <第三十一願 国土清浄の願>
 「設我得佛 國土清淨 皆悉照見 十方一切 無量無數 不可思議 諸佛世界 猶如明鏡 覩其面像 若不爾者 不取正覚」
 仏国の国土は清らかで、光明が十方無量の世界を照らし、磨き上げられた鏡に顔が映し出されるようにならなければ、
私は仏にはならない

 <第三十二願 国土厳飾の願>
 「設我得佛 自地已上 至于虚空 宮殿樓觀 池流華樹 國土所有 一切万物 皆以無量雜寶 百千種香 而共合成
嚴飾奇妙 超諸人天 其香普薫 十方世界 菩薩聞者 皆修佛行 若不如是者 不取正覚」
 大地より虚空にいたるまで、宮殿、楼閣、池水や川の流れ、樹木や花など、私の国(浄土)の全てのものがみな、
無数の宝と無量の香りからでき、その素晴らしさは全ての人々にゆきわたり、ゆかしい香りは十方世界に香り、
これを聞くものはみんな仏の修行に道にいそしむでしょう
 そうでなければ、私は仏にはならない

 <第三十三願 触光柔軟の願>
 「設我得佛 十方無量 不可思議 諸佛世界 衆生之類 蒙我光明 觸其身者 身心柔軟 超過人天 若不爾者 不取正覚」
 限りないあらゆる十方世界の人々は、私の光明に照らされ、その身に触れるものは、身も心もやわらいで、
人々が知るものより、はるかに超えた優れたものにならなければ、私は仏にはならない

 <第三十四願 聞名得忍の願>
 「設我得佛 十方無量 不可思議 諸佛世界 衆生之類 聞我名字 不得菩薩 無生法忍 諸深總持者 不取正覚」
 限りないあらゆる十方世界の人々は、私の名前を聞くことで菩薩になり得ることができ、
諸々の深い智慧を得ることができなければ、私は仏にはならない

 <第三十五願 女人往生の願>
 「設我得佛 十方無量 不可思議 諸佛世界 其有女人 聞我名字 歡喜信樂 發菩提心 厭惡女身 壽終之後 復爲女像者 不取正覚」
 限りないあらゆる十方世界の女性たちが、私の名前を聞くことで喜び信じ、菩提心を持って、我が身を恥じらう思いがあるならば、
命(壽)が終わった後には、再びもとの女性の身にはならないだろう
 そうでなければ、私は仏にはならない

 <第三十六願 常修梵行の願>
 「設我得佛 十方無量 不可思議 諸佛世界 諸菩薩衆 聞我名字 壽終之後 常修梵行 至成佛道 若不爾者 不取正覚」
 限りないあらゆる十方世界の菩薩たちが、私の名前を聞くことで、命(壽)が終わった後には、
常に自利利他の菩薩の修行を修め、仏道をなし遂げて仏になることができなければ、私は仏にはならない

 <第三十七願 人天致敬の願>
 「設我得佛 十方無量 不可思議 諸佛世界 諸天人民 聞我名字 五體投地 稽首作禮 歡喜信樂 修菩薩行
諸天世人 莫不致敬 若不爾者 不取正覚」
 限りないあらゆる十方世界の人々が、私の名前を聞くことで、五体を地に投げうつ作法で礼拝し、
喜びを信じて菩薩の修行を修めることで、天人たちがこれを敬い慕うことをしなければ、私は仏にはならない

 <第三十八願 衣服随念の願>
 「設我得佛 國中人天 欲得衣服 隨念即至 如佛所讚 應法妙服 自然在身 若有裁縫 擣染浣濯者 不取正覚」
 仏国の人々が、衣服が欲しいと思ったらすぐに現れ、仏の意にかなった尊い衣服が自然と身につけられることができなければ、
私は仏にはならない

 <第三十九願 受楽無染の願>
 「設我得佛 國中人天 所受快樂 不如漏盡比丘者 不取正覚」
 仏国の人々が受ける楽しみによって、煩悩の全くなくなった聖者のようにならなければ、私は仏にはならない

 <第四十願 見諸仏土の願>
 「設我得佛 國中菩薩 隨意欲見 十方無量 嚴淨佛土 應時如願 於寶樹中 皆悉照見 猶如明鏡 覩其面像 若不爾者 不取正覚」
 仏国の菩薩たちが、意のおもむくままに十方の無限の清らかなる浄土を見たいと思うなら、いつでも願いに応じて、
磨き上げられた鏡に顔が映し出されるように、宝樹の中にそれを見ることができなければ、私は仏にはならない

 <第四十一願 諸根具足の願>
 「設我得佛 他方國土 諸菩薩衆 聞我名字 至于得佛 諸根闕陋 不具足者 不取正覚」
 他方の仏国の菩薩たちが、私の名前を聞くことで、仏の悟りを得るまで、体が完全で不自由でなければ、私は仏にはならない

 <第四十二願 住定供仏の願>
 「設我得佛 他方國土 諸菩薩衆 聞我名字 皆悉逮得 清淨解脱三昧 住是三昧
一發意頃 供養無量 不可思議 諸佛世尊 而不失定意 若不爾者 不取正覚」
 他方の仏国の菩薩たちが、私の名前を聞くことで、みんな煩悩の穢れと束縛から離れた清らかな三昧の境地を得られ、
この三昧に入ると、思いがあれば直ぐに無数の諸仏を供養することができ、その禅定の心を少しも乱すことがないでしょう
 そうでなければ、私は仏にはならない

 <第四十三願 生尊貴家の願>
 「設我得佛 他方國土 諸菩薩衆 聞我名字 壽終之後 生尊貴家 若不爾者 不取正覚」
 他方の仏国の菩薩たちが、私の名前を聞くことで、命(壽)が終わった後に、尊い家に生まれることができなければ、
私は仏にはならない

 <第四十四願 具足徳本の願>
 「設我得佛 他方國土 諸菩薩衆 聞我名字 歡喜踊躍 修菩薩行 具足コ本 若不爾者 不取正覚」
 他方の仏国の菩薩たちが、私の名前を聞くことで、喜び勇んで菩薩の修行に励み、
いろいろな功徳を身につけることができなければ、私は仏にはならない

 <第四十五願 住定見仏の願>
 「設我得佛 他方國土 諸菩薩衆 聞我名字 皆悉逮得 普等三昧
住是三昧 至于成佛 常見無量 不可思議 一切諸佛 若不爾者 不取正覚」
 他方の仏国の菩薩たちが、私の名前を聞くことで、みんな普等三昧の境地を得られ、
この三昧に入って仏になるまで、常に無限の諸仏たちを見ることができなければ、私は仏にはならない

 <第四十六願 随意聞法の願>
 「設我得佛 國中菩薩 隨其志願 所欲聞法 自然得聞 若不爾者 不取正覚」
 他方の仏国の菩薩たちが、その希望によって、聞きたいと思う仏法を自然に聞くことができなければ、私は仏にはならない

 <第四十七願 得不退転の願>
 「設我得佛 他方國土 諸菩薩衆 聞我名字 不即得至 不退轉者 不取正覚」
 他方の仏国の菩薩たちが、私の名前を聞くことで、直ちに不退の位にいたることができなければ、私は仏にはならない

 <第四十八願 得三法忍の願>
 「設我得佛 他方國土 諸菩薩衆 聞我名字 不即得至 第一第二第三法忍 於諸佛法 不能即得 不退轉者 不取正覚」
 他方の仏国の菩薩たちが、私の名前を聞くことで、直ちに第一、第二、第三の法忍と位を得ることができ、
諸仏の説法を得て、不退転の身になることができなければ、私は仏にはならない


【阿弥陀如来のゆかりの地】

 全国の寺院の半数以上は、阿弥陀如来を本尊としているといわれる

 浄土真宗においては、阿弥陀如来一仏を本尊とされる

 <平等院
 中堂(鳳凰堂)(国宝)に、本尊 木造 阿弥陀如来坐像(国宝)が祀られている
 阿弥陀如来の住する極楽浄土が西方にあると信じられており、
池の東岸(あるいは寺の前を流れる宇治川の東岸)から、向かい岸(彼岸)の阿弥陀像を拝するように安置されている
 平安時代中期の大仏師 定朝の確証ある唯一の遺作としてきわめて貴重なもの
 中堂(鳳凰堂)の長押(なげし)上の壁には、雲中供養菩薩像52躯(うち51体が国宝)が飾られている


 <広隆寺
 講堂(重要文化財)に、本尊 木造阿弥陀如来坐像(国宝)が祀られている
 承和年間(834年〜848年)の作で、高さ2.6m


 <法界寺
 阿弥陀堂(国宝)に、本尊 木造阿弥陀如来坐像(国宝)が祀られている
 仏師定朝の様式を受けた定朝様の典型的な作品で、平等院法金剛院とともに、「定朝の三阿弥陀」と称される


 <仁和寺
 霊宝館に木造 阿弥陀三尊像(国宝)が安置されている
 金堂(国宝)には、本尊の木造 阿弥陀三尊像が祀られている


 <三千院
 往生極楽院 阿弥陀堂(重要文化財)に、本尊 木造 阿弥陀三尊坐像(国宝)が祀られている
 阿弥陀如来・観音菩薩勢至菩薩の三尊が西方極楽浄土から亡者を迎えに来る来迎形式の像
 両脇侍の観音菩薩勢至菩薩は、蓮台に大和坐り(やまとずわり)(正座)をしている珍しい像

 あじさい苑内の律川のほとりには、阿弥陀石仏が安置されている
 京都市で最大最古の石仏といわれ、「大原の石仏」とも称される

 阿弥陀二十五来迎図が所蔵されている
 中心の阿弥陀如来と二十五菩薩が、皆金色の載金模様の衣をまとい来迎する様子が描かれている


 <清凉寺
 霊宝館に、木造 阿弥陀三尊坐像(国宝)が安置されている
 嵯峨天皇の皇子 源融が亡くなる前に、自分の顔に似せて作らせたといわれ、「光源氏写し顔」といわれる
 左右の観音菩薩勢至菩薩は、密教の手印を結ぶ珍しい形

 阿弥陀堂には、通例の阿弥陀堂とは逆に、本尊が西を向く形で、阿弥陀如来が安置されている


 <浄瑠璃寺
 横に細長い本堂(国宝)に、木造 阿弥陀如来坐像9体(国宝)が祀られている
 「九品往生思想」に基づき、1つの堂に9体の阿弥陀如来像が安置され、「九体寺(くたいじ)」とも称される
 中尊は、一回り大きく檜材寄木造・漆箔・彫眼・像高は丈六(約224cm)、左右に各4体ずつ安置されている

 浄瑠璃寺の近く北東に、藪中三尊磨崖仏がある
 当尾の石仏で銘のあるものとしては最も古い


 <永観堂
 絹本着色 山越阿弥陀図(やまごしあみだず)(国宝)を所蔵している
 鎌倉時代の仏画 来迎図

 阿弥陀堂の本尊には、木造 阿弥陀如来立像(見返り阿弥陀)(重要文化財)が祀られている
 像高77cmで、顔を左斜め後ろ(向かって右)に向けた珍しい姿の像

 瑞紫殿には、火除けの阿弥陀が祀られている
 絹本著色 来迎阿弥陀如来像(重要文化財)、絹本金彩 阿弥陀二十五菩薩来迎図(重要文化財)も所蔵されている


 <中尊寺>
 金色堂中壇に、木造 阿弥陀如来および両脇侍像 3躯(国宝)が祀られている

 <高徳院>
 「鎌倉大仏」と称される銅造 阿弥陀如来坐像が祀られている


 <法金剛院
 仏殿に、本尊の木造 阿弥陀如来坐像(重要文化財)が祀られている
 仏師 院覚の現存する唯一の作
 木造漆箔、像高2.2mを超え、蓮弁の彫刻がみごとな大作で、定朝様式の優美な装飾が加えられた像
 平等院法界寺とともに、「定朝の三阿弥陀」と称される


 <安楽寿院
 阿弥陀堂に、本尊 阿弥陀如来坐像(重要文化財)が祀られている
 創建当時の鳥羽上皇の念持仏といわれ、鳥羽上皇の遺骨を葬った三重塔の本尊といわれる
 胸には卍字が刻まれあり、「卍の阿弥陀」と称される


 <佛陀寺
 本堂に、本尊の木造 阿弥陀如来坐像(重要文化財)が祀られている
 高さ84.7cm、温和で端正な雰囲気を持つ定朝様式で、上品中生の説法印を結んでいる珍しいもの


 <浄土院
 本堂に、本尊の木造 阿弥陀如来坐像(重要文化財)が祀られている


 <長講堂
 本堂に、本尊の阿弥陀三尊像(重要文化財)が祀られている
 後白河法皇の臨終仏(りんじゅうぶつ)であったといわれる
 平安時代仏師 院尊の作
 両脇侍は、蓮台を持つ観音菩薩と、合掌する勢至菩薩像で、蓮台から片足を踏み下げた珍しい姿をしている


 <大行寺佛光寺塔頭)>
 本尊の木造 阿弥陀如来立像(重要文化財)が祀られている
 寄木造で玉眼入の来迎の阿弥陀如来立像
 鎌倉時代初期の代表的な仏師 快慶の晩年の作


 <円隆寺
 本尊の木造 阿弥陀如来坐像(重要文化財)が祀られている
 丹後地方最大の丈六仏で、丹後地方で最も古いものといわれる


 <岩船寺
 本堂に、本尊の木造 阿弥陀如来座像(重要文化財)が祀られている
 曼網相(人差し指と親指の間の膜状の水かき)に網状の文様が刻まれている珍しいもの
 946年(皇紀1606)天慶9年の銘があり、行基の作といわれる

 境外石仏に「わらい仏」と称される阿弥陀三尊磨崖仏がある
 定印の阿弥陀如来坐像と、右に観音菩薩坐像、左に勢至菩薩坐像


 <宝慈院
 収蔵庫に本尊の木造 阿弥陀如来坐像(重要文化財)が安置されている
 平安時代末期の作で、景愛寺の旧仏といわれる


 <常照皇寺
 木造 阿弥陀如来および両脇侍像(重要文化財)が祀られている


 <光薗院佛光寺塔頭)>
 本尊の木造 阿弥陀如来立像(重要文化財)が祀られている


 <松尾寺
 木造 阿弥陀如来坐像(快慶の作)(重要文化財)が祀られている
 絹本著色 阿弥陀如来坐像(重要文化財)も所蔵している
 5月8日には、大日如来釈迦如来・阿弥陀如来の三如来の面をつけて優雅に舞う「仏舞(重要無形民族文化財)」が行われる


 <三室戸寺
 阿弥陀三尊像(重要文化財)が祀られている


 <二尊院
 本堂の向かって右に現世から来世へと送り出す本尊の木造 釈迦如来立像(重要文化財)
向かって左に西方極楽浄土へ迎え入れる本尊の木造 阿弥陀如来立像(重要文化財)が祀られている
 右側の釈迦如来立像が右手を上げ左手を下げ、左側の阿弥陀像は右手を下げ左手を上げている
 両像はよく似ているが、下半身の衣文の形式などが異なる


 <来迎院
 本堂に、本尊の薬師如来、阿弥陀如来、釈迦如来の三尊仏(重要文化財)が祀られている


 <西方寺
 本尊の木造寄木造 阿弥陀如来坐像(重要文化財)が祀られている
 定印、結跏趺坐しており、光背は三千仏光背といわれ、多くの小さな化仏と、やや大きな13体の化仏が囲んでいる


 <西園寺
 本堂に、本尊の木造 阿弥陀如来坐像(重要文化財)が祀られている
 平安時代後期の天台宗の僧 恵心僧都 源信の作といわれる


 <真如堂
 「うなずきの阿弥陀」と称される本尊の木造 阿弥陀如来立像(重要文化財)が祀られている
 来迎形式の阿弥陀立像では最古のもの

 本堂の右横に、阿弥陀如来露仏が祀られている
 台座正面の蓮弁には、「木食正禅造立」と刻まれており、鋳造は、六条大宮付近の鋳物師 庄右衛門・喜兵衛によるもの

 観経曼陀羅(かんぎょうまんだら)が所蔵されている
 阿弥陀如来が中心で説法しておられ、両脇や下部には浄土の世界をイメージする「十六観相」や、
ビンバサラ王夫妻とアジャセの物語、9つの極楽の世界の様子などが描かれている


 <即成院
 本堂内の4段のひな段状の仏壇に、本尊の木造 阿弥陀如来像(重要文化財)と二十五菩薩像(重要文化財)が祀られている
 阿弥陀如来と25体の菩薩が、死者を西方極楽浄土へ導くさまを表現したもの
 等身大の仏像で表わしたものは珍しく、文化財指定をされている唯一のもの


 <石像寺
 本尊の阿弥陀三尊像(あみださんそんぞう)(重要文化財)が祀られている


 <月輪寺
 本堂に、本尊の木造 阿弥陀如来坐像(重要文化財)が祀られている
 平安時代後期の天台宗の僧 恵心僧都 源信の作といわれる


 <随心院
 本堂に、木造 阿弥陀如来坐像(重要文化財)が祀られている
 平安時代後期の定朝様式


 <宝林寺
 三如来坐像(3躰とも重要文化財)として祀られている
 平安時代の作


 <成相寺
 絹本著色 紅玻璃阿弥陀像1幅(重要文化財)を所蔵している
 鎌倉時代の作


 <油掛地蔵
 石造 阿弥陀如来坐像
 お地蔵さんに油を掛けて、所願成就を祈願する信仰を得ている
 頭部の両側に勢至菩薩観音菩薩が刻まれており阿弥陀三尊とされる

 <化野念仏寺
 本尊の阿弥陀如来像は、仏師湛慶の作

 <安楽寺
 本尊の阿弥陀如来像は、平安時代後期の天台宗の僧 恵心僧都 源信の作といわれる

 <安養寺
 本尊の阿弥陀如来は、台座の蓮華の8枚の花弁が下向きに開いており「逆蓮華の阿弥陀」と称される珍しいもの

 <知恩院
 阿弥陀堂に、高さ2.7mもある本尊 阿弥陀如来坐像が安置される
 大方丈(重要文化財)の「鶴の間」奥の仏間には、快慶の作といわれる本尊 阿弥陀如来像が安置されている

 <仲源寺
 本堂近くに「山越阿弥陀像」と称される、室町時代の作といわれる阿弥陀如来座像が祀られている

 <長香寺
 本尊の阿弥陀如来像は、 平安時代後期の天台宗の僧 恵心僧都 源信の作といわれる

 <醍醐寺
 大講堂に、平安時代末期ごろに製作された醍醐寺最大の丈六の木造 阿弥陀如来坐像が祀られているほか、

 <大光寺
 本尊の阿弥陀仏像は、桃山時代の作
 本堂の東側庭内の四面石仏は、四面に舟形光背が彫られ、蓮華座に坐す約40cmの如来形四方仏が厚肉彫りされている
 西:阿弥陀如来、南:釈迦如来、東:薬師如来、北:弥勒菩薩

 <大蓮寺
 本堂の本尊の阿弥陀如来は、慈覚大師 円仁比叡山の念仏堂にこもり念仏三昧の修行をして彫ったもの

 <大雲寺
 参道入口付近に、三面石仏が安置されており、阿弥陀如来坐像、脇侍として十一面観音菩薩立像、地蔵立像が彫られている
 目無橋のたもとには、「目無地蔵」と称される阿弥陀如来坐像、右に如来像、左に地蔵菩薩が安置されている

 <檀王法林寺
 本尊の阿弥陀如来立像は、平安時代後期の天台宗の僧 恵心僧都 源信の作といわれる
 本堂西側に、木造 阿弥陀如来坐像(京都市指定有形文化財)が安置されている
 花崗岩 阿弥陀如来像は、両脇に観音菩薩勢至菩薩の梵字、上部には阿弥陀をあらわす梵字が刻まれた珍しいもの

 阿弥陀二十五菩薩来迎図も所蔵されている

 <延暦寺
 法華総持院・阿弥陀堂に、本尊の阿弥陀如来が祀られている
 常行堂には、本尊の阿弥陀如来が祀られ、不眠不休で南無阿弥陀仏と唱え阿弥陀如来の周りを廻り続ける修行が行われる

 <銀閣寺
 東求堂(国宝)は、足利義政時代は、浄土信仰を象徴する阿弥陀三尊を本尊とする持仏堂だった

 <蓮華寺
 本堂に、本尊の阿弥陀坐像が祀られている
 境内の庭には、丈六の大きな石造 五智如来像(釈迦如来阿弥陀如来大日如来、宝生如来、薬師如来)が安置されている

 <願行寺
 「霧がくれの弥陀」と称される本尊の阿弥陀如来が祀られている

 <欣浄寺
 清凉寺式阿弥陀如来像は、平安時代の仁明天皇の念持仏といわれる

 <放生院
 東西南北と北東、北西、南東、南西の八方角に八体の守り本尊の一つとして、戌年・亥年生まれの阿弥陀如来が祀られている

 <法住寺
 親鸞聖人が自作された阿弥陀如来像が祀られている

 <法界寺
 本尊の阿弥陀如来像は、平安時代末期の仏師 定朝の作

 <宝鏡寺
 阿弥陀堂(勅作堂)に、光格天皇の勅作の阿弥陀如来立像が安置されている

 <法然院
 本堂の本尊の阿弥陀如来は、 平安時代後期の天台宗の僧 恵心僧都 源信の作といわれる

 <寶徳寺
 本尊の阿弥陀如来像は、聖徳太子が、42歳のとき厄除け守護の本尊仏として刻んだ霊像

 <報恩寺
 客殿の本尊の阿弥陀三尊像は、鎌倉時代の名匠 快慶の作

 <地蔵院 椿寺
 本尊の五劫思惟阿弥陀如来が祀られている

 <上徳寺
 本堂に安置されている本尊は、徳川家康により、近江国矢橋の鞭崎八幡宮から招来された阿弥陀如来像
 仏師 快慶の作といわれる

 <上善寺
 本尊の阿弥陀仏坐像は、奈良時代の行基の作といわれる

 <十念寺
 本尊の丈六 阿弥陀如来坐像は、空海の作とも、「雍州府志」では恵心僧都 源信の作とされている

 <清水寺
 阿弥陀堂(重要文化財)の内陣に、恵心僧都 源信の作の丈六の本尊 阿弥陀如来坐像が安置されている
 法然上人が日本で最初に常行念仏を修した所で、左須弥壇には、法然上人の木像が安置されている

 <金戒光明寺
 阿弥陀堂の本尊の阿弥陀如来は、恵心僧都 源信の最終の作といわれ、
腹中に、一代彫刻の使用器具が納められており「おとめの如来」「ノミおさめ如来」と称される
 文殊搭へ向かう石段のふもとの五劫思惟阿弥陀如来像は、螺髪が多く「アフロ仏像」とも称される

 <金光寺
 本尊の引接阿弥陀如来は、定朝の作といわれる
 空也上人が、花山天皇の念持仏を賜ったものいわれる

 <粟生光明寺
 阿弥陀堂本尊の阿弥陀如来像は、平安時代後期の天台宗の僧 恵心僧都 源信の作といわれる

 <光明寺
 本堂の本尊の頼綱抱止阿弥陀如来像は、慈覚大師 円仁の作といわれる

 <明福寺
 本尊の阿弥陀如来立像は、聖徳太子の作といわれる

 <萬年寺
 本尊の阿弥陀如来は、源義経の念持仏といわれる

 <蓮光寺
 本尊の負別阿弥陀如来は、仏師 快慶の作で、名阿弥陀の一つといわれる

 <廬山寺
 本堂の本尊の阿弥陀三尊(阿弥陀如来・右脇侍勢至菩薩・左脇侍観音菩薩)は、平安時代後期の恵心僧都 源信の作といわれる

 <瑠璃光院
 本尊の阿弥陀如来像は、人々の所業を救うため左足を差し出したといわれる像
 阿弥陀三尊来迎図(室町時代)も所蔵している

 <西岸寺
 本尊の阿弥陀如来像は、定朝の作といわれる

 <西翁院
 本尊の阿弥陀如来は、春日局

 <三鈷寺
 抱止阿弥陀如来は、慈覚大師 円仁の作

 <誓願寺
 当初の本尊の阿弥陀如来坐像は、解剖学者 山脇東洋が、医学解剖に貢献した囚人たちの菩提を弔うために
五臓六腑のある阿弥陀如来を作って寄進したもの

 <誠心院
 小御堂(本堂)には、和泉式部が仕えた中宮上東門院から賜わったといわれる本尊の阿弥陀如来像
 和泉式部が女人往生を遂げたことに由来する二十五菩薩来迎の珍しい石像も安置されている
 阿弥陀如来を中心に、楽器を持ったり、歌ったり、音楽を奏でている25体の菩薩が並んでいる

 <泉涌寺
 仏殿(本堂)(重要文化財)の本尊には、運慶作といわれる過去・現在・来世を表わす釈迦如来・阿弥陀如来・弥勒如来の
3体の如来像が安置されている
 日本では珍しい安置の形式で、開山 月輪大師が留学した南宋仏教の影響といわれる

 <清浄華院
 大方丈(仏堂)の本尊の阿弥陀三尊像の中尊の阿弥陀如来坐像は、平安時代後期の恵心僧都 源信の作といわれる
 阿弥陀堂にも、本尊の阿弥陀如来が祀られている

 <称念寺
 本尊の内仏来迎仏阿弥陀如来は、平安時代後期の天台宗の僧 恵心僧都 源信の作といわれる

 <勝林院
 証拠阿弥陀堂(本堂)に、「証拠の阿弥陀」と称される高さ約6mの阿弥陀如来坐像が祀られている

 <転法輪寺
 本尊の阿弥陀如来坐像は「御室大仏」とも称されている京都最大級の仏像
 本尊背後の厨子内には、裸のままの童姿の日本に5体あるうちの一つの珍しい裸形阿弥陀如来立像が安置されている

 <得浄明院
 本堂の本尊に一光三尊阿弥陀如来が祀られており、本堂の下には真闇な戒壇がある

 <禅華院
 「雲母坂地蔵」と称される弥勒菩薩坐像、阿弥陀如来像の2体の石仏が祀られている

 <善法律寺
 奥殿に宝冠阿弥陀如来像(南北朝時代)が安置されている

 <善想寺
 本堂に、中尊の阿弥陀如来と脇侍の背後を1枚の船形光背が覆っている善光寺式阿弥陀三尊が祀られている
 墓地入口には、平安時代後期の造立といわれる阿弥陀如来の石仏が安置されている

 <瑞春院
 本尊に、木像雲上来迎阿弥陀三尊仏(平安時代)が祀られている


 本尊などで阿弥陀如来が祀られている寺院

 <阿弥陀寺
 <阿弥陀寺
 <毘沙門堂
 <佛光寺
 <白蓮寺
 <竹林寺
 <長圓寺
 <長性院
 <大覚寺
 <大雲院
 <大善院
 <大善寺
 <恵福寺
 <栄摂院
 <補陀洛寺
 <福田寺
 <芬陀院
 <悲田院
 <東本願寺
 <東大谷
 <日野誕生院
 <法成寺
 <百萬遍知恩寺
 <今熊野観音寺
 <直指庵
 <浄土院
 <浄土院
 <常林寺
 <上善寺
 <浄禅寺
 <観音寺
 <北山別院
 <光縁寺
 <光照院
 <興正寺
 <迎称寺
 <鞍馬寺
 <空也寺
 <曼殊院
 <壬生寺
 <聞名寺
 <妙心寺
 <妙心寺
 <西本願寺
 <西大谷
 <岡崎別院
 <来迎院
 <蓮華寺
 <両足院
 <西福寺
 <西芳寺
 <西方寺
 <西寿寺
 <西光寺
 <西雲院
 <三時知恩寺
 <聖徳寺
 <積善院
 <新善光寺(来迎堂)>
 <新善光寺泉涌寺塔頭)>
 <双林院
 <正覚寺
 <正運寺
 <滝口寺
 <狸谷山不動院
 <東寺
 <東福寺
 <山ノ内念仏寺
 <善峯寺
 <養源院
 <善願寺
 <善光寺堂
 <瑞泉寺
 <積善寺
 <那須野与市堂


 <当尾
 木津川市内東南部の加茂町には「当尾の石仏」と称される石仏・岩に彫られた阿弥陀如来像が多く見つかっている
 「ツジンドの焼け仏」と称される火災で焼失した「辻のお堂」にあった阿弥陀如来と錫杖を手にした十一面観音菩薩と地蔵尊
 長尾阿弥陀磨崖仏は、岩に彫られた、連弁の台座に座り両手を腹部の前で定印を結んだ阿弥陀如来坐像
 仏谷阿弥陀磨崖仏は「大門の石仏」と称される当尾地区で最大級の石仏とされる

 <藪の中三尊磨崖像
 当尾の山肌の竹藪の中の大きな花崗岩に舟形の光背が彫りくぼめられて、
 くぼみの中の中央に、右手に錫杖・左手に宝珠を持つ地蔵菩薩立像
 同じ岩の向かって右に錫杖を持つ長谷型十一面観音菩薩立像
 向かって左の岩に、阿弥陀如来坐像が彫られている非常に珍しい配置の石仏

 <蜻蛉之古蹟(宇治市)>
 「かげろう石」と称される自然石に、線刻阿弥陀三尊石仏の来迎が線彫りされている
 平安時代後期の作といわれる


 <六波羅蜜寺
 空也上人立像(重要文化財)の口から「南無阿弥陀仏」の6字を象徴する6体の阿弥陀如来が吐き出されている
 鎌倉時代慶派仏師 運慶の四男である康勝の作

【その他】

 <洛陽六阿弥陀めぐり
 阿弥陀如来を安置する6ヵ寺を巡拝する
 まず、真如堂で洛陽六阿弥陀巡拝の証をもらい蓮華の朱印を受け、
永観堂清水寺阿弥陀堂・安祥院・安養寺の順で回り、誓願寺で結願する

 毎月の功徳日に3年3ヶ月の間参拝をすれば、無病息災・家運隆盛・祈願成就など特別な功徳があるといわれる


 <永観堂の七不思議
 火除けの阿弥陀は、瑞紫殿の本尊で、開山 真紹僧都が安置した5体の仏像のうち、
この像だけ応仁の乱の戦火から奇跡的に焼け残った


 <新京極の七不思議
 阿弥陀如来像(誓願寺
 逆蓮華(さかれんげ)の阿弥陀如来(安養寺


 <日本三如来>
   釈迦如来清凉寺
   薬師如来因幡薬師堂 平等寺
   阿弥陀如来(長野 善光寺)

 <阿弥陀如来に由来することば>
 鎌倉時代以降、浄土宗などの隆盛により、阿弥陀如来に関連した単語や言い回しが言われるようになる

 他力本願:
  阿弥陀如来を信仰して、自分の力ではなく阿弥陀如来の力(他力)によって成仏することを願うこと
  努力しないことや無責任であることに対して誤用されている

 十八番(おはこ):
  浄土宗などにおいて阿弥陀如来の四十八願のうち第十八願を重要視することから、もっとも得意なことをいう

 あみだくじ:
  元々のあみだくじは、線を中心から周りに放射状に引いた形で、それが阿弥陀如来像の光背に似ていたことからいわれる

 あみだ被り:
  帽子やヘルメットを後頭部にひっかけるように浅く被ることで、見た目が光背に似ていることからいわれる


【京都検定 第3回3級】

【京都検定 第5回3級】

【京都検定 第6回3級】

【京都検定 第7回3級】

【京都検定 第9回3級】

【京都検定 第10回3級】

【京都検定 第11回3級】

【京都検定 第12回3級】

【京都検定 第13回3級】

【京都検定 第14回3級】

【京都検定 第15回3級】

【京都検定 第1回2級】

【京都検定 第2回2級】

【京都検定 第3回2級】

【京都検定 第4回2級】

【京都検定 第5回2級】

【京都検定 第6回2級】

【京都検定 第7回2級】

【京都検定 第8回2級】

【京都検定 第10回2級】

【京都検定 第11回2級】

【京都検定 第13回2級】

【京都検定 第14回2級】

【京都検定 第3回1級】

【京都検定 第4回1級】

【京都検定 第5回1級】

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【京都検定 第11回1級】

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