1985年(皇紀2645)昭和60年3月
環境庁が選定した全国各地の「名水」とされる100ヶ所の湧水・河川(用水)・地下水
<御香宮神社の「御香水」>
伏見七名水の一つで、環境庁の名水百選に指定された清泉が湧き出している
平安時代初期、862年(皇紀1522)貞観4年9月9日に湧き出し、
この湧水を飲むと、どんな病気をも癒すと伝えられ、清和天皇から「御香宮」の名称を賜わる
<天橋立の磯清水>
日本の名水百選
周囲を海に囲まれているなか、塩分のない清水が湧き出ている
「長寿の水」と称されている
2008年(皇紀2668)平成20年6月
環境省が選定した全国各地の「名水」とされる100ヶ所の湧水・河川(用水)・地下水
<大杉の清水>
舞鶴市の湧水
<真名井の清水>
舞鶴市の湧水
<玉川>
綴喜郡井手町の河川
<染井の水(梨木神社)>
三名水のうち唯一現存し湧き出ており、ポリ容器を持って汲みに来る信者も多く、この水を使った茶会が開かれている
平安時代初期の清和天皇の母 染殿皇后(藤原良房の娘 明子)里御所の跡
藤原良房の屋敷を「染殿」と称して、染井の水を用いた宮中御用の染所だったといわれる
<県井(あがたい)>
現存していない
<醒井(さめがい)>
現存していない
<市比賣神社の「天之真名井」>
京都の七名水の一つ
歴代天皇の皇子や皇女ご出産のときにはこの 御神水を「産湯」に用いられており、現在も名水として茶会等に用いられる
一願成就の御神水とされ、一つだけお願事が叶うといわれる
<出雲大神宮の「真名井の水」>
古来から、御神体山より絶えず湧き出ている清き御神水
どんな病気にも効くといわれる痛み止めの水といわれる
「天下の名水」といわれる
<宇治上神社の「桐原水」>
宇治七名水(うじしちめいすい)の一つである湧き水
<雨宝院の「染殿の井」>
西陣五水の一つ
この井戸の水で染物を染めると、染まりがよいといわれている
<大原野神社の名水「瀬和井の清水」>
和歌にも詠まれた名水
大伴家持(おおとものやかもち)が愛飲したといわれる
<白峯神宮の「飛鳥井」>
樹齢数百年の霊木「小賀玉」の巨木の元に湧き出る名水
この水により、11月23日の献茶式が、煎茶道 方円流宗匠によりお茶が奉献される
清少納言の「枕草子」にあげられている9つの名水の中で唯一現存する井戸
9つの井戸は、飛鳥井・ほりかねの井・走り井・山の井・玉の井・少将ノ井・櫻井・后町の井・千貫の井
<白峯神宮の「潜龍井」>
潜龍大明神の御神体とされる井戸
家系にまつわる諸々の悪縁を断ち、盗難災難除・病気平癒・事業隆昌のご利益があるとされる
飛鳥井から約50m離れているが、深さが異なり、違った水脈源となり、味も温度も異なる
<醍醐寺の「醍醐水」>
理源大師 聖宝が感得し、醍醐寺の名前の由来となったといわれる霊泉
今も湧き出ている
<知恩院の「紫雲水(しうんすい)」>
勢至堂の東南隅崖下にある小池
<児水不動明王の「児の水(ちごのみず)」>
本覚尼が、暗殺された夫 源実朝を弔うために建立した遍照心院(大通寺)の門前にあったので「尼寺の水」とも称される
眼病に霊験があるといわれる
<壺井地蔵尊・壺井堂の井戸>
西大路通にあった処刑場において、死刑囚が処刑される最後の水として用いられていたといわれる
<錦天満宮の「錦の名水」>
新京極の繁華街の地中より湧き出している井戸水
水温は、年中17〜18度に保たれているといわれる
<稗田野神社の長寿の滝>
亀岡市の名水が、神殿の中を潜り、霊験あらたかな長寿の御幸水となって滝の口から噴出している
<法然院の「善気水」>
方丈庭園内にある洛中名水の一つ
<本隆寺の「千代野井」>
西陣五井の一つ
無外如大尼(むげにょだいに)が悟りを開いたという
<松尾大社の「亀の井」>
古くから酒の神として信仰を集めており、霊泉「亀の井の水」を醸造の時に混ぜると酒が腐らないといわれる
酒どころで有名な伏見はかつて「伏水」と称され、良質の地下水に恵まれているところ