京舞・井上流(いのうえりゅう)(InoueRyuu)

京舞の一流派

創始:寛政年間(1789年〜1801年)

創始者:井上サト(初代 井上八千代

花街祗園甲部

 京舞・井上流(いのうえりゅう)は、京舞の一流派で、祗園甲部における唯一の流派

 第1回京都博覧会の余興として始まった「都をどり」の振付けを行う

【井上流の歴史・経緯】


【井上流の特徴】

 京舞・井上流は、「静の舞」に特徴のある流派

 や、歌舞伎浄瑠璃などからも影響を受け、花街の華やかさ、にぎにぎしさを加え、多様な面白さを持つ

 女性のみで、腰から上の身体によって感情を表すのが特徴

 京都では、6歳の6月6日に、舞などのお稽古ごとを始める習慣がある

 井上流では、一番はじめに「門松」の手ほどきを受ける
 習い終えると順に、「松づくし」「菜の葉」「七福神」「四つの袖」「黒髪」と進む

 お稽古では、お師匠さんと、お弟子さんが向かい合って稽古される
 お師匠さんは、逆手で、反対に舞って教える

 能楽シテ方 野村金剛家や、観世流片山家と縁が深く、その影響を強く受けている

【井上流の舞扇

 の図柄は、全て「近衛引(このえびき)」
 白骨で、金地のところに、五摂家 近衛家の井菱の定紋が白ぬきで入っている
 寸法は、9寸5分

 稽古用は、白地金砂子に井菱の紋

 子供の稽古用は、8寸5分で、薄紅地金砂子

 舞妓さん用は、金地近衛引紅段紋入
 (紅三段、五段、七段、九段)

 芸妓用は、金地近衛引萌黄段紋入、または、金地近衛引紫段紋入
 (萌黄三段、五段、七段、九段)
 (紫段五段、七段、九段)

 舞妓さんから襟かえをして芸妓さんになる場合は、紅段から紫段五段となり
 芸妓さんからの場合は、萌黄三段から始まる

 <名取の
 井上流儀を代表するもの
 黒骨で、紅地金砂子に白の椿が一輪描がかれている

【井上流の家元】

 <初代 井上八千代
 井上サト
 近衛家・一条家・仙洞御所などの舞指南役を勤めた

 <二代 井上八千代
 井上アヤ

 <三代 井上八千代

 <初代 井上八千代
 井上サト
 近衛家・一条家・仙洞御所などの舞指南役を勤めた

 <二代 井上八千代
 井上アヤ

 <三代 井上八千代
 片山春子

 <四代 井上八千代
 片山愛子(1905年5月14日〜2004年3月19日)
 人間国宝

 <五代 井上八千代
 観世三千子(1956年〜)
 祖母は、人間国宝の四代 井上八千代
 父親が、人間国宝の観世流能楽師 片山九郎右衛門の長女
 日本芸術院賞受賞
 2000年に襲名
 八坂女紅場学園の舞踊科教師

【その他】

 <祗園甲部始業式
 1月7日
 芸妓・舞妓さんが、1年間の精進を誓う新春の行事
 「芸妓・舞妓さんの誓い」の一同斉唱
 売上の優秀な芸妓・舞妓さん、お茶屋の表彰が行われる
 最後に、京舞 井上流 家元の祝いの地唄「倭文(やまとぶみ)」の舞でしめくくられる

 <温習会
 10月1日〜10月7日
 芸妓・舞妓さんが、日頃の研鑽の技芸を披露する行事

 <事始め
 12月13日
 正月の準備が始められ、稽古場に「玉椿」の軸が掛けられ、門弟から届けられた鏡餅が飾られる
 芸子・舞妓さんたちは「今年もよろしゅうおたのもうします」と家元に挨拶をし、家元からご祝儀の舞扇を受けて精進を誓う

 <澪の会
 京舞を身近に親しんでもらうため、年に数回、自宅の練習場で7日の日に行われている会

 <戯曲「京舞」
 作者:北條秀司
 京舞井上流三世と四世家元がモデルになっている


【京都検定 第4回3級】

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