砥石(といし)

砥石(といし)は、刃物や金属、岩石などを切削、研磨するための道具

京都と滋賀には世界でも類例のない特殊な地層があり、亀岡、鳴滝、高雄梅ヶ畑付近が上質な仕上げ砥の産地として残る

【砥石の歴史・経緯】

【砥石】

 金属製の刃物の切れ味が落ちたときに、切れ味を復元するために用いられる

 刃物を研ぐ砥石は長方形が多い

 漆器などの漆芸にも砥石が用いられる

 砥石は、これらの原料の種類、粒度(原料の粗さ)、結合度(原料を結びつける強さ)、組織(原料の密集度)、
結合材(粉末の原料を固める材料)などの要素がある

 砥石の粒子の大きさにより、荒砥(あらと)、中砥(なかと)、仕上げ砥(しあげと)の3種に大別される

【天然砥石】

 京都の合砥(あわせ砥)は、2億5千万年も昔に、赤道付近で微生物の遺骸と粘土が混ざり合って形成された珪質の岩石

 地殻変動により深い海底だったものが地表近くに出てきたもので、世界でも京都と滋賀の一部にしかないといわれる

 天然砥石の研ぎ味は、独特な積層構造によってもたらされる

 原料は、主に堆積岩や凝灰岩などであり、荒砥は砂岩、仕上げ砥は粒子の細かい泥岩(粘板岩)から作られる
 放散虫の石英質骨格が堆積した堆積岩が良質であるとされる

【天然砥石の特産地】

 最盛期には国内だけで数百ヶ所もあった採掘場は、現在は数ヶ所のみに減った

 京都と滋賀の一部は、世界でも類例のない特殊な地層で、上質な仕上げ砥の産地として残る

 丸尾山天然砥石:亀岡市西北部
 鳴滝砥石(なるたきといし):鳴滝
 梅ヶ畑砥石(うめがはたといし):高雄梅ヶ畑

【その他】

 <福王子神社
 拝殿(重要文化財)正面には、鳴滝砥石の額が掲げられている


【京都検定 第10回2級】

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