西陣織(にしじんおり)(NishijinOri)

西陣織(にしじんおり)は、先に糸染めした糸を使い紋様を織り出す高級先染紋織物

京都の染織工芸の一つ

経済産業大臣指定の伝統工芸品の一つ
分類:織物
1976年(皇紀2636)昭和51年指定

京都市の伝統産業の一つ

多くの品種を少量ずつ作る方式の染織

「西陣」、「西陣織」は「西陣織工業組合」の登録商標

 西陣織(にしじんおり)は、平安時代から発展してきた機織産業(はたおりさんぎょう)

 西陣で織れないものはないといわれるほどの高度な織り技術を持っている

【西陣織の歴史・経緯】


【西陣織技法】

 12品目の織り技法が伝統工芸品の指定を受けている

 綴れ織り・経錦織り・緯錦織り・緞子織り・朱珍織り・紹巴織り
 風通織り・捩り織り・本しぼ織り・ビロード織り・絣織り・紬織り

【西陣織の用途】

 西陣で織れないものはないといわれる

 能装束・横綱の化粧まわし
 ネクタイ・ショール・和装小物などの材料用

 壁掛・インテリアなどの材料用
 南座など全国の大劇場の緞帳

【西陣の名前の由来】

 西陣」とは、応仁の乱で、山名宗全らの西軍が、本陣を置いたことから名前が付けられた

 京都市の市街地の北西部の上京区・北区あたり
 北は上賀茂、南は丸太町通、東は烏丸通、西は西大路通に囲まれたあたり
 (現在、「西陣」という行政上の町名はない)

【その他】

 <和宮の歌>
 「空蝉の 唐織ごろも なにかせむ 綾も錦も 君ありてこそ」
 14代将軍 徳川家茂が、京都上洛が決まり、正室 和宮は、お土産として西陣織をねだる
 しかし、徳川家茂は大阪城で亡くなり、和宮には西陣織だけが届き、悲しみつつ歌を詠んだといわれる

 <養蚕農家>
 京都府内の養蚕農家は、福知山市に数戸残っているだけ
 桑(くわ)の葉だけを食べさせる、伝統的な飼育法で上質の繭が生産されている
 生産量は、年間約260kg
 西陣の織道楽塩野屋(上京区千本通一条下ル)では、京都府内生産の繭100%の絹製品の製作を手がけている

 <今宮神社の織姫神社>
 西陣織業者により祀られている

 <建勲神社境内社 義照稲荷神社>
 古くより秦氏の守護神であり、西陣織の祖神とされる
 応仁の乱では、西軍の陣が張られたところ

 <東海道中膝栗毛
 「東海道中膝栗毛」には
 「商人のよき衣きたるは他国と異にして、京の着だをれの名はますます西陣の織元よりいで、
染いろの花やぎたるは堀川の水に清く」と記されている

 西陣織が全国的に知られ、「京の着倒れ(きょうのきだおれ)」という言葉があったことが分かる

 <京都市考古資料館(旧西陣織物館)(京都市登録有形文化財)>
 京都市上京区今出川通大宮東入元伊佐町
 西陣織を陳列することを目的としていた
 現在は考古資料の公開展示施設
 1914年(皇紀2574)大正3年
 本野精吾の設計、清水組の施工により建築された近代主義建築の先駆的建物

 <西陣織会館
 京都市上京区堀川通今出川下ル竪門前町
 西陣織の総合的なPR館
 古い織物や機業の歴史資料展示、職人による実演やきものショーなどが行われている

 <西陣織工芸美術館「松翠閣(しょうすいかく)」>
 京都市上京区寺之内通智恵光院東入ル北側
 西陣で織れないものはないといわれるほどの高度な織り技術を駆使して、
 尾形光琳円山応挙・葛飾北斎・琳派・ゴッホ・ミレー・ルノワールなどの作品を屏風・衝立・几帳などに精緻に織り上げ復元している


【京都検定 第1回3級】

39.西陣織について、次のことは正しいかどうか?
(ア)西陣織は、先染めした糸で紋様を織り出す高級絹織物である
(イ)朝廷所属の織り手集団、大舎人座以来の伝統を誇る
(ウ)明治時代初期には、いちはやくイギリスからジャガード機械織機を輸入した
(エ)「西陣」の名前は、応仁の乱で山名宗全らの西軍が陣地を敷いたことから名付けられた

 京都検定3級の道  前の問題に戻る  ・ 次の問題に進む

【京都検定 第3回3級】

【京都検定 第4回3級】

【京都検定 第5回3級】

【京都検定 第4回2級】

【京都検定 第7回2級】

【京都検定 第8回2級】

【京都検定 第5回1級】

【京都検定 第6回1級】

【京都検定 第8回1級】

【京都検定 第9回1級】

【京都検定 第12回1級】


[インデックス]


京都通メンバページ

[目次]


[関連項目]


[協賛リンク]



[凡例]

赤字
 京都検定の出題事項
 (過去問は下段に掲載)

ピンク
 京都検定に出題された
項目へのリンク

青色紫色
 関連項目へのリンク