数寄屋造(すきやづくり)(Sukiya Zukuri)

数寄屋造(すきやづくり)は、茶室(数寄屋)の持つ、好み(数寄)や趣向に合わせて自由闊達に建築する建築様式

 「数寄屋」とは、「好み(数寄)により造った家」という意味があり、本来は茶室のことを称した
 茶室以外の建物にも取り入れられる

 また、費用を惜しまずに建てられた立派な和風の邸宅のことも「数寄屋造」ともいう

【数寄屋造の歴史・経緯】


【数寄屋造の特徴】

 書院造で重んじられた格式・様式が、極力、取り入れないようにされており、
床の間は小規模になり、長押がないことが多い

 茶人たちの「虚飾を嫌い内面を磨いて客をもてなす」という精神性が反映されて、
シンプルながらも洗練された意匠となっている

 柱は、丸みを残した面皮柱が用いられる
 庇は、長めに造られている

【数寄屋造の代表的な遺構】

 <桂離宮
 八条宮智仁親王(としひとしんのう)、智忠親王(としただしんおう)親子により造営される
 ドイツの著名な建築家ブルーノ・タウトにより「日本建築の世界的奇跡」と絶賛された

 <修学院離宮
 上御茶屋(かみのおちゃや)、中御茶屋(なかのおちゃや)、下御茶屋(しものおちゃや)の3か所の庭園からなる
 各御茶屋の間には田畑が広がり、細い松並木道が各御茶屋を結んでいる
 茶室のもつ自由闊達な建築手法を取り入れた江戸時代初期の数寄屋造の代表事例
 同じく桂離宮と並んで、江戸時代初期の代表的山荘とされる

 <伏見稲荷大社の御茶屋(おちゃや)(重要文化財)>
 後水尾院から下賜されたものといわれる
 二部屋からなり、書院造から数寄屋造へ移る遺構の建物で貴重
 貴族好みのお茶屋の代表例

 <曼珠院書院>
 <臨春閣(三渓園)>
 <角屋(重要文化財)>


【京都検定 第1回3級】

52.修学院離宮や桂離宮の建築様式は何か?

【京都検定 第8回3級】

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