随心院(ずいしんいん)(ZuishinIn)

所在地:京都市山科区小野御霊町   地図情報

真言宗善通寺派の大本山

山号:牛皮山(ぎゅうひざん)

本尊:如意輪観音(にょいりんかんのん)

開基:仁海僧正(にんがいそうじょう)

寺紋:九条藤

通称:小野門跡(おのもんせき)

境内:国の史跡(1966年(皇紀2626)昭和41年6月21日指定)

 随心院(ずいしんいん)は、昔から小野と称される小野氏の栄えた地域にある寺院

 六歌仙の一人 小野小町が、宮仕えを辞めて晩年の余生を過ごしたゆかりの地

 真言宗 東密(とうみつ)の事相(じそう)である小野流の発祥の寺
 (事相:修法(すほう)や修験(しゅげん)などの実践を行うこと)

 境内の小野梅園は、「はねずの梅」と称される遅咲き紅梅など約230本の梅が植えられている梅の名所
 毎年3月最終日曜日には、はねず踊りが開催される

 4月下旬〜5月上旬には、
 参道や本堂に、キリシマツツジが咲き誇り、庭園や廊下には、石楠花が咲く名所
 秋には紅葉の名所

【随心院の歴史・経緯】


【随心院の伽藍】

 随心院の境内は、国の史跡に指定されている

 <本堂>
 1599年(皇紀2259)慶長4年
 九条家から入った第24世 増孝により創建される
 寝殿造
 本尊の如意輪観音坐像、阿弥陀如来像(重要文化財)、快慶作の金剛薩捶坐像(重要文化財)が安置されている

 <書院>
 寛永年間(1624年〜1644年)
 徳川秀忠(とくがわひでただ)夫人 天真院尼の寄進により創建される
 花鳥山水の図、虎の図などの襖絵がある

 <隨心院庭園>
 隨心院の建物が回廊で結ばれ、大小の坪庭に、苔・皐月・石楠花が咲く
 滝の石組もある

 <薬医門>
 <玄関>

 <能の間>
 宝暦年間(1751年〜1764年)
 九条家の寄進により創建される
 1991年(皇紀2651)平成3年に改修工事が行われた

 <庫裡>
 1753年(皇紀2413)宝暦3年
 二条家より、政所御殿が移築されたもの

 <総門>
 1753年(皇紀2413)宝暦3年
 二条家よりの移築される

 <化粧の井戸
 小野小町の邸宅跡に残る井戸で、小野小町が朝夕この水で化粧をしたといわれる

 <文塚
 本堂裏にある塚
 深草少将をはじめ当時の貴公子たちから小野小町に寄せられた千束の手紙を埋めたところ

 <かやの大木>
 深草少将百夜通いの折りを、小町が榧(かや)の実を糸に綴って日数を数えており、
 その実を播いて育った木といわれ、かつては99本あったといわれる

 <小野梅園>
 山紅梅・白梅・薄紅梅など約230本の梅が植えられている
 「唐棣の梅(はねずのうめ)」は、遅咲きのうす紅色のふっくらとした梅で、遅咲きで、3月中旬〜下旬が見どころ

 <文張地蔵>
 小野小町の作といわれる


【随心院の寺宝】

 <如意輪観世音菩薩坐像>
 本尊
 鎌倉時代の作

 <木造 金剛薩捶坐像(こんごうさったざぞう)(重要文化財)
 鎌倉時代快慶の作

 <木造 阿弥陀如来坐像(重要文化財)>
 平安時代後期の定朝様式

 <薬師如来像>
 平安時代後期の作

 <不動明王像>
 平安時代後期の作

 <弘法大師坐像>
 江戸時代の作

 <仁海僧正坐像>
 江戸時代の作

 <釈迦如来坐像
 室町時代の作

 <普賢菩薩像>
 平安時代後期の作

 <文殊菩薩坐像>
 南北朝時代の作

 <絹本着色 愛染曼荼羅図(重要文化財)>
 鎌倉時代の作

 <紙本金地着色 蘭亭曲水図屏風(八曲二双)(重要文化財)>
 江戸時代狩野山雪の筆といわれる

 <四詩人図(六曲一双)>
 江戸時代鶴沢探索の筆

 <舞楽図屏風(六曲一隻)>
 江戸時代 狩野探信の筆

 <鶴亀図(双幅)>
 江戸時代 岸駒の筆

 <表書院 四愛図>
 狩野派の作

 <表書院 四季花鳥図>
 狩野派の作

 <奥書院 舞楽図>
 江戸時代 狩野派の作

 <奥書院 宮廷人物図>
 江戸時代初期 狩野派の作

 <奥書院 竹虎図>
 江戸時代 狩野派の作

 <表玄関 杉戸 樹下双鶴図>
 狩野派の作

 <表玄関 杉戸 波に鶴図>
 狩野派の作

 <随心院文書(重要文化財)>

 <不空索羂明>
 平安時代後期 仁海僧正(福勝寺)の作

 <牛皮華鬘>
 平安時代後期 仁海僧正(福勝寺)の作

 <扇面蒔絵料紙箱(二四孝図)>
 江戸時代後期 孝明天皇の寄附

 <片身替蒔絵手拭掛>
 桃山時代の作

【随心院の行事】

 <はねず踊り
 毎年3月最終日曜日に開催される
 薄紅色のことを「はねず色」といい、随心院の紅梅も「はねず」と称されていた
 小野小町は、毎年「はねず」の咲く頃に里の子たちの家々を訪ねて、門内の庭で踊っていたことに由来し、
 深草少将百夜通いの非恋伝説をテーマに、小野小町に扮した少女達が舞う


【その他】

 <百夜通い伝説
 深草少将が、小野小町を慕って、小野の里に雨の夜も雪の夜も通い続けたが、
99日目の夜、降る雪と発病により最後の一夜を前に世を去った

 小野小町は、夢でしか会えない人を思い多くの夢の歌を残し、後に、六歌仙の第一人者と評される

 本堂裏にある文塚には、深草少将や当時の貴公子たちから小野小町に寄せられた千束の手紙が埋められている

【随心院へのアクセス】

 地下鉄 東西線 小野駅 東へ徒歩5分
 JR山科駅から京阪バス 小野 徒歩2分


【京都検定 第1回3級】

44.はねず踊りが行われる随心院のゆかりの人物は?

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