六道(ろくどう)

 六道(ろくどう)は、仏教で説かれる6つの世界のこと

 <六道輪廻>
 迷いのある生命は死後、生前の行いにより、6つのいずれかの世界に転生し、これら六道で生死を繰り返すといわれる
 悟りを開き仏として目覚めれば、入滅後に、この苦しみの輪廻する世界を脱することができるといわれている

 <六道>
 地獄道(じごくどう)、餓鬼道(がきどう)、畜生道(ちくしょうどう)、
 修羅道(しゅらどう)、人間道(にんげんどう)、天道(てんどう)

 <五趣六道>
 初期仏教の時代には、修羅道はなく「五趣」と称され、大乗仏教になってから六道となり、
これらを一括して「五趣六道」と称される

【六道】

 人間界で死ぬと、49日間はさまよい、7日ごとに供養されることにより、上位の世界に導かれるといわれる

 <天道(てんどう)>
 「天上界」とも称される
 歓楽、自由がある「天国」ともいわれる世界
 帝釈天、毘沙門天弁財天などの神々が住んでいる

 <人間道(にんげんどう)>
 人間界のことで、下位の世界から出世して、天上界に行くために、前世までの償いをさせられる
 人や動物を傷つけると、また下位の世界へ戻される
 善人で過ごしたとしても、自殺をすると、畜生道以下の世界へ戻されるといわれる

 <修羅道(しゅらどう)>
 争いのみの世界で、地位、相続争いなどをしたり、他人を蹴落としたりして幸せをつかんだ者は、死後ここにたどり着くといわれる
 夜叉、鬼子母神、阿修羅王などの鬼神が住んでいる

 <畜生道(ちくしょうどう)>
 竜神や、獣、動物、魚、虫たちの住む世界
 自由ではあるが、一人で生きていかなくてはならなく、常に危険にさらされている世界
 動物や自然を大切にしなかった者や、食べ物を粗末にした者がたどり着くといわれる

 <餓鬼道(がきどう)>
 怖望(けもう)、食吐(じきと)、食水(じきすい)など、常に空腹で喉が渇き、苦しむ世界
 自己中心の我のみの者がたどり着くといわれる

 <地獄道(じごくどう)>
 閻魔大王や牛頭(ごず)、馬頭(めず)などの鬼神たちから苦しめられる世界
 ここでは、閻魔大王の裁判にかけられ、上位の世界に送られるか、8種類の地獄のどこか落とされるといわれる

【六観音】

 六道には、それぞれ観音がいて、観音の導きによりその世界から救われるという来世的な観音信仰がある

 天道: 如意輪観音
 人間道: 准胝観音(真言宗)、不空羂索観音(天台宗
 修羅道: 十一面観音
 畜生道: 馬頭観音
 餓鬼道: 千手観音
 地獄道: 聖観音

 「七観音」とされる場合には、人間道の天台宗、真言宗の2観音を含める

六地蔵

 六道のそれぞれに見立てられた各所に六地蔵がおかれている

 桂地蔵(地蔵寺
 鞍馬口地蔵(上善寺
 常盤地蔵(源光寺
 鳥羽地蔵(浄禅寺
 伏見地蔵(大善寺
 山科地蔵(徳林庵

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