西本願寺(にしほんがんじ)(NishiHonganJi)


正式名称:本願寺(ほんがんじ)

所在地:京都市下京区堀川通花屋町下ル門前町   地図情報

浄土真宗本願寺派の総本山

山号:龍谷山(りゅうこくざん)

本尊:阿弥陀如来

開基:覚信尼(かくしんに)(親鸞聖人の末娘)

中興の祖:本願寺八世 蓮如上人

世界遺産(古都京都の文化財)の一つ  次の世界遺産へ

浄土真宗五門跡の一つ

 西本願寺は、京都駅の北西、堀川通に面してある寺院

 正式名所は、「本願寺(ほんがんじ)」と称され浄土真宗本願寺派の総本山

 10月中旬〜11月の花の名所


【西本願寺の歴史・経緯】





【西本願寺の伽藍】

 西本願寺の境内には、桃山文化を代表する建造物や庭園が多く残されている

 西本願寺の境内は、国の史跡に指定されている

 建物の配置と構造は、真宗建築の典型

 <御影堂(ごえいどう)(国宝)>
 1636年(皇紀2296)寛永13年に建立
 東西48m、南北62m、高さ29m
 親鸞聖人の等身大の木像が安置されており、本堂よりも大きく造られている
 「太師堂」とも称される
 内部は外陣と内陣に別れ、外陣は多くの門信徒を収容するため、特に広く作られている
 1876年(皇紀2536)明治9年11月28日
 明治天皇より御宸筆の大師号の「見真」の扁額が親鸞聖人に贈られ、正面に掲げられる
 1999年(皇紀2659)平成11年
 「寛政の大修復」(1800年(皇紀2460)寛政12年)以来2回目の「平成大修復」が10年間にわたり行われる
 2014年(皇紀2674)平成26年9月18日、国宝指定される

 <阿弥陀堂(あみだどう)(国宝)>
 御影堂の北に建つ本堂で、本尊の阿弥陀立像が安置されている
 単層、入母屋造、本瓦葺、高さ25m、東西42m、南北45m
 御影堂とともに江戸時代の真宗伽藍の典型的な建物
 1760年(皇紀2420)宝暦10年
 現在の本堂が、12年の歳月をかけて再建された
 2014年(皇紀2674)平成26年9月18日、国宝指定される

 <大書院(国宝)>
 1630年(皇紀2290)寛永7年頃に建立
 南側の対面所と、背後の白書院からなる代表的な書院造
 対面所は、渡辺了慶の筆とされる障壁画で飾られ、欄間に鴻の彫物があることから「鴻の間」とも称される
 白書院は、三室からなり、門主との公的な対面の間
 対面所、白書院とも畳を一部上げることで、能舞台に転化できる

 <黒書院(国宝)と伝廊(伝廊)(国宝)>
 門主の執務室所
 ともに1657年(皇紀2317)明暦3年の造営

 <大書院庭園(国の史跡特別名勝
 対面所東側の庭園
 「虎渓の庭(こけいのにわ)」と称される
 桃山様式屈指の枯山水庭園

 <北能舞台(きたのうぶたい)(国宝
 1581年(皇紀2241)天正9年の造営の墨書銘がある
 現在する最古の能舞台で、白書院の北方の庭に建つ
 桃山様式の建築

 対面所にはもう一つの能舞台(重要文化財)がある

 <飛雲閣(ひうんかく)(国宝
 境内東南隅に位置する滴翠園(てきすいえん)内にある
 聚楽第の遺構といわれ、桃山様式の建築
 金閣銀閣とともに「京都の三閣」と称される
 滄浪池(そうろうち)を臨む柿葺の三層の楼閣
 初層は、招賢殿と八景之間と、池からの出入りを想定した舟入之間(ふないりのま)
 二層は、三十六歌仙を描いた歌仙之間
 三層は、摘星楼(てきせいろう)
 金閣銀閣は左右対称であるが、建物全体の景観を非左右対称に配置し、見る位置によっていろいろと変化する

 <経蔵>
 天海の開版による一切経(大蔵経)656函、6323巻が納められている
 内部に、書棚を持った回転する構造となっている八角形の堂があり「転輪蔵」と称される
 1648年(皇紀2308)慶安元年
 一切経が、良如上人のときに、江戸幕府から購入され、
 1678年(皇紀2338)延宝6年
 寂如上人のときに、経蔵が建立され、寂如上人の筆による「転輪蔵」の扁額がかけられる
 大工は、伊豆守宗俊
 方五間一尺七寸・棟高六間二尺・軒二間一尺五寸・二重屋根
 屋上には、古い鏡1,000枚から作られた銀宝珠がある
 正面に、書棚の発案者といわれる梁の居士 傳大士の像と、その左右に二童子と八天像が安置されている
 これらの像は、寂如上人が、渡辺廏雲に作られたものといわれる
 内壁には、肥前伊万里の有田焼柿右衛門系の陶工による最も初期の作品である2種類の龍を描いた腰胸板が貼られている

 <太鼓楼>
 境内の北東隅に建つ重層の楼閣
 法要の合図として打たれていた太鼓が安置されている
 胴部がツツジの木で作られており、奈良・西大寺の遺品で、山科本願寺で使用されていたといわれ、
 江戸時代初期には、境内の南東隅に、太鼓を吊るした建物があったといわれる
 1760年(皇紀2420)宝暦10年
 親鸞聖人500回忌の際に境内が大規模に整備されたときに、現在の太鼓楼が建立される
 1789年(皇紀2449)寛政元年
 第17代 法如上人のときに修復が行われ、新たな太鼓もおかれ、現在は2つある
 幕末維新のときには、新選組の屯所になったといわれる

 <唐門(からもん)(国宝
 北小路通に面して建つ四脚門
 「勅使門」でもある
 伏見城の遺構といわれる桃山様式の建築
 組物や扉などに彩色彫刻が施され、精緻な飾金物が打たれた華麗な門
 建築細部の彫刻を眺めていると日の暮れるのも忘れるといわれ、通称「日暮門(ひぐらしもん)」と称される
 1618年(皇紀2278)元和4年
 元御影堂門だったものを現在地に移築して、彫刻を飾るなど改造される

 <大玄関門>
 北小路通に面して、唐門の西に建つ

 <御影堂門>
 堀川通に面した南側の門

 <阿弥陀堂門>
 堀川通に面した北側の門

 <北小路門>
 堀川通に面して、御影堂門の南、北小路の入口に建つ門

 <総門>
 堀川通を挟んだ御影堂門の前、正面通の出口に立つ

 <龍虎殿>
 社務所

 <大銀杏(イチョウ)(京都市指定天然記念物)>
 イチョウ科のイチョウ(雄木)
 地上1.5m〜3m付近から各方向へ太い水平枝・斜上枝を出す珍しい樹
 1788年(皇紀2448)天明8年
 天明大火のとき御影堂へ水を吹きかけ類焼を防いだといわれ、「水吹きイチョウ」「火伏せのイチョウ」と称される







【西本願寺の別院】

 <西大谷
 宗祖 親鸞聖人の墓所(廟所、祖廟)

 <日野誕生院
 飛地境内
 開祖 親鸞聖人が生まれた場所

 <北山別院
 親鸞聖人が、得度後、1年間ほど修業をして「御里坊(ごりぼう)」と称される




【西本願寺の寺宝】

 <紙本墨画 親鸞聖人御影像(国宝)>
 「鏡御影(かがみのごえい)」と「安城御影」がある

 <松鶴図
 対面所下段の間の障壁画
 渡辺了慶の作
 渡辺了慶は、桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した絵師で、狩野光信に学び、西本願寺の障壁画制作の
中心的役割を果たす
 後に、「狩野了慶」とも称される

 <瀑布山水図(ばくふさんすいず)>
 簡素にまとめられた黒書院の障壁画
 狩野探幽(かのうたんゆう)の55歳の作

 <三十六人家集(三十七帖)>
 藤原公任(ふじわらのきんとう)が選んだ三十六歌仙の写本の中で最古のもの

 <善信聖人絵(二巻)(重要文化財)>
 親鸞聖人の生涯を描かれる

 <歎異抄(重要文化財)>
 蓮如上人が写したもの

 <慕帰絵(十巻)(重要文化財)>
 第三代 覚如(かくにょ)の生涯を描かれる

 <熊野懐紙(くまのかいし)>

 <阿弥陀経註(あみだきょうちゅう)>

 <梵鐘(重要文化財)>
 平安時代の作
 口径106.4cm、高さ158.2cm、重さ1.8t

【西本願寺の祭事】

 <お煤払い>
 12月20日
 西本願寺と東本願寺で行われる

 <帰敬式(ききょうしき)(おかみそり)>
 宗門校の相愛学園(大阪市)の学生が、卒業後も仏門への帰依を誓う儀式
 阿弥陀堂にて、白い数珠を手に「仏、法、僧」に帰依することを誓う三帰依を唱え、
門主により、一人一人の頭に金色のかみそりが3度当てられる



西本願寺の七不思議

 <水吹き銀杏(いちょう)(京都市指定天然記念物)>
 <逆さ銀杏>
 <太鼓楼>
 <日暮門(国宝)>
 <抜け雀>
 <逆遠近法の障壁画>
 <白州水屋の手水鉢>
 <梟の灯籠>
 <三面大黒天像



【その他】

 <茶道の宗家 藪内家
 代々西本願寺の保護を受けてきた

 <松風
 西本願寺の御用茶菓子

 <京都博覧会
 1871年(皇紀2531)明治4年10月10日
 日本で最初の博覧会の会場となる
 1ヶ月開催され、入場者は約1万人

 <截金
 わずか、西本願寺、東本願寺で伝承される伝統工芸品

 <龍谷大学
 江戸時代初期に学寮として創立される

 <西本願寺の甍(いらか)>
 下京区の下京八景に選定されている



【西本願寺へのアクセス】

 市バス 西本願寺前 下車 すぐ
 京都駅七条口 徒歩10分


【京都検定 第3回3級】

【京都検定 第5回3級】

【京都検定 第7回3級】

【京都検定 第8回3級】

【京都検定 第10回3級】

【京都検定 第11回3級】

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