孤篷庵(こほうあん)(KohouAn)
所在地:
京都市北区紫野大徳寺町
地図情報
臨済宗大徳寺派大本山大徳寺の塔頭
創建:小堀遠州
開山:江月宗玩(こうげつそうがん)
国の史跡、
国の名勝
孤篷庵(こほうあん)は、紫野にある大徳寺(だいとくじ)の塔頭の一つで、他の塔頭とは離れ、大徳寺の西端に立つ
「孤篷」とは「孤舟(こしゅう)」のことで、境内から見える船岡山を孤舟に見たてて名付けたといわれ、
小堀遠州が師事した春屋宗園(しゅんおくそうえん)から授かった号
茶室や庭園も、湖水に浮ぶ孤舟に擬して作られているといわれる
【孤篷庵の歴史・経緯】
【孤篷庵の伽藍】
<方丈(重要文化財)>
本堂
瓦葺、
入母屋造
<書院(重要文化財)>
「直入軒(じきにゅうけん)」と称される
1799年(皇紀2459)寛政11年の棟札がある
<
茶室 忘筌席(重要文化財)>
九畳と三畳の相伴席(しょうばんせき)からなる十二畳の広間の書院式茶席
「忘筌(ぼうせん)」とは、荘子(そうじ)の「魚ヲ得テ筌ヲ忘レ」という句にちなんだものといわれる
「目的を達すれば道具(筌:魚をとるための道具)の存在を忘れる」という禅の悟りがしるされる
金地院の八窓席、
曼殊院の八窓席とともに京都三名席の一つ
<
茶室 山雲床(さんうんじょう)>
書院の北に接する四畳半台目の
茶室
大徳寺龍光院の
茶室密庵の写しといわれる
<庭園(
国の史跡、
名勝)>
小堀遠州の作庭
方丈南庭は、直線的な刈り込みがされている幾何学的な庭
書院南庭は、刈り込みにより近江八景を表現した庭
【孤篷庵の寺宝】
<小堀遠州像>
晩年の小堀遠州の姿を想像して描かれたもの
上部には、小堀遠州の参禅の師である春屋宗園の賛がある
<達磨図>
墨谿の筆
墨谿は、雪舟と同じく周文に師事していた
<紙本墨書大燈国師墨蹟(重要文化財)>
大燈国師 宗峰妙超の墨蹟
<井戸茶碗(国宝)>
「喜左衛門」の銘がある
15世紀の朝鮮王朝時代の作
日用雑器として作られた茶碗を、日本の茶人が茶器に見たてたものといわれる
「喜左衛門井戸」は、井戸茶碗の中でも名品と称されるもの
大名茶人 松江藩主 松平不昧など、この茶碗の所持者が次々と腫物ができたため、孤篷庵に寄進されたといわれる
【孤篷庵へのアクセス】
市バス 大徳寺前 徒歩すぐ
【京都検定 第3回3級】
【京都検定 第8回3級】
【京都検定 第1回2級】
【京都検定 第5回1級】