一休宗純(いっきゅうそうじゅん)(Soujyun Ikkyuu)

室町時代臨済宗大徳寺派の僧

生年:1394年(皇紀2054)応永元年
没年:1481年(皇紀2141)文明13年11月21日
享年:88

幼名:千菊丸
名前:周建
別称:狂雲子、瞎驢(かつろ)、夢閨(むけい)
道号:一休
戒名:宗純

大徳寺47世住持

お墓:酬恩庵

 一休宗純(いっきゅうそうじゅん)は、室町時代臨済宗大徳寺派の僧

 81歳のとき、後土御門天皇の勅命により、大徳寺47世住持に任命される

 晩年の約25年間、酬恩庵を復興し、盲目の女性 森侍者と一緒に暮らす

【一休宗純の歴史・経緯】

【一休宗純】

 <禅風>
 21歳まで弟子となっていた西金寺の謙翁宗為の教えにより、権威や悟ったことさえも否定して、庶民の中で生き抜いた
 他の禅僧からは「破戒僧」と蔑まれ、庶民からは「生き仏」とあがめられた

 形式主義に陥った当時の禅宗を強く批判し、自由奔放で、奇行が多かったといわれる

 正月には、「門松は冥土の旅の一里塚。めでたくもあり、めでたくもなし」と言って、髑髏を持ち歩いたといわれる

 木製の刀身の朱鞘の大太刀を差して街を歩き、「鞘に納めていれば豪壮に見えるが、抜いてみれば木刀でしかない」と、 外面を飾ることにしか興味のない世相を批判した

 「女をば 法の御蔵と 云うぞ実に 釈迦も達磨も ひょいひょいと生む」と言い、
 仏教の菩薩戒で禁じられていた飲酒・肉食や女犯を行い、盲目の女性 森侍者(しんじしゃ)と暮らし、実子の弟子 岐翁紹禎がいた

 親交のあった本願寺門主 蓮如上人の留守中に居室に上がりこみ、蓮如上人の持念仏の阿弥陀如来像を枕に昼寝をしており、
 帰宅した蓮如上人に「俺の商売道具に何をする」と言われたといわれる

 直筆の法語として「七仏通誡偈」を書き残す

 <漢詩>
 13歳のときに作った漢詩「長門春草」
 15歳のときに作った漢詩「春衣宿花」
 これらは、洛中の評判となり賞賛された

 晩年には、漢詩集「狂雲集」をまとめている

 その他にも、「続狂雲集」「自戒集」「骸骨」などがある

 <能筆>
 一休は村田珠光の師であるともいわれ、一休の墨蹟が茶人に珍重されたといわれる
 北大路魯山人により新三筆とされる

【一休宗純ゆかりの地】

 <酬恩庵
 荒廃していた妙勝禅寺に草庵を創建し復興させたのが由来
 88歳で亡くなるまで、約25年間を過ごしたところ
 後に「一休寺」と称される

 <大徳寺
 81歳のとき、後土御門天皇の勅命により、大徳寺47世住持に任命される
 帰依された堺の豪商 尾和宗臨により、応仁の乱で荒廃していたところを復興された

 <真珠庵
 死後に、帰依された尾和宗臨により一休禅師にために創建され、開山とされる

 <地蔵院
 地蔵院の近くの民家で生まれ、安国寺に移る6才まで地蔵院で過ごしたといわれる

 <十念寺
 紙本着色 仏鬼軍絵巻(ぶっきぐんえまき)一巻(重要文化財)が、一休禅師の筆といわれる

 <お墓>
 酬恩庵にあり「慈揚塔」と称される
 宮内庁により御廟所として管理している陵墓

【その他】

 <「一休」の名前の由来>
 大徳寺の高僧 華叟宗曇との「洞山三頓の棒」という公案(禅問答)に対して、  「有ろじより 無ろじへ帰る 一休み 雨ふらば降れ 風ふかば吹け」と答えたことから、華叟宗曇より「一休」の道号を授かった
 「有ろじ(有漏路)」とは「迷い(煩悩)の世界」、「無ろじ(無漏路)」とは「悟り(仏)の世界」のことをいう

 <前将軍 足利義満との逸話>
 幼少の周建(一休)は、当時の権力者である前将軍 足利義満に、師匠(安国寺の像外集鑑)とともに邸宅に招かれた
 食事の中に入っいた魚を、師匠は食べませんでしたが、周建は食べてしまい、足利義満に「僧が魚を食べるとは何事だ」と詰問される
 周建は「喉は単なる道で、八百屋でも魚屋でも何でも通します」と答える
 足利義満は、刀を抜いて眼前に突き出し「ならば、この侍も通して見よ」と迫る
 周建は「道には関所があり、それがこの口です。怪しい奴は通ることまかりならぬ」と言って平然としていた

 さらに足利義満は、「この屏風の絵の虎が毎晩抜け出して困っている。この虎を縛ってはくれないか?」と周建に命じる
 周建は、縄を用意してもらい、その縄を持って屏風の前に立ち、「今から虎を捕らえるので、誰か、屏風の後ろに回って虎を外に追い出して下さい」と言う
 これに足利義満は感心したといわれる

 <「一休咄」>
 江戸時代に、一休をモデルとした頓知咄(とんちばなし)が生まれた


【京都検定 第1回3級】

23.一時荒廃した大徳寺を復興した、一休宗純が援助を受けた堺の豪商は誰か?

42.康正2年(1456年)、戦火により荒廃していた酬恩庵を復興したのは誰か?

【京都検定 第10回3級】

【京都検定 第13回3級】

【京都検定 第2回2級】

【京都検定 第4回2級】

【京都検定 第7回2級】

【京都検定 第11回1級】

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