桂離宮(かつらりきゅう)(KatsuraRikyuu)

所在地:京都市西京区桂御園町   地図情報

敷地:約23万坪

管理:宮内庁京都事務所

 桂離宮(かつらりきゅう)は、桂川中流域西岸に営まれた離宮

 修学院離宮と並ぶ、江戸時代初期の代表的な山荘

 江戸時代初期
 八条宮の別荘として、八条宮初代 智仁親王(としひとしんのう)と智忠親王(としただしんのう)の親子によって、
約50年間かけて造営される

 「古書院」「中書院」「新御殿」の3つの書院、茶屋、回遊式庭園から成る

 近世の皇族の別荘の実態を伝える貴重なもの

 江戸時代初期の造営当初の庭園と建築物を遺しており、当時の文化の粋を今に伝えている
 回遊式庭園は、日本庭園の傑作といわれる
 書院は書院造を基調に建築様式「数寄屋造(すきやづくり)」を採り入れている代表事例

 桂の地は、平安時代より貴族の別荘地として知られ、藤原道長の別荘なども営まれていた

 この地は風流な観月の名所としても知られており、
 桂離宮の近くの西京区松室には月読神社があり、桂の地名も中国語の「月桂」の故事が由来

【桂離宮の歴史・経緯】

【桂離宮の建物】

 桂離宮の書院は「古書院」「中書院」「新御殿」の3つの部分に分かれ、
 いずれも入母屋造、柿葺(こけらぶき)で、書院造を基調としている

 <古書院>
 入母屋造、柿葺(こけらぶき)で、書院造が基調
 縁側などには数寄屋造のものも見られる

 <月見台>
 古書院縁側からさらに張り出した竹簀子(すのこ)のベランダ
 観月が、桂離宮の山荘としての重要なものであった

 <中書院>
 入母屋造柿葺の書院造
 幕府の御用絵師 狩野探幽一門による水墨主体の障壁画がある

 <新御殿>
 入母屋造柿葺の書院造
 狩野探幽一門による水墨主体の障壁画がある
 <桂棚>
 新御殿上段の間の違い棚
 「天下の三大名棚(醍醐寺塔頭 三宝院の「醍醐棚」、修学院離宮の「霞棚」)」の一つ

 <回遊式庭園
 智忠親王によって源氏物語の風景が取り入れられる
 桂川の水を引いた池を中心に、茶屋、築山、州浜、橋、石灯篭などがおかれている

 <茶屋
 松琴亭(しょうきんてい)・賞花亭(しょうかてい)・笑意軒(しょういけん)・月波楼(げっぱろう)の4棟がある

 <園林堂(おんりんどう)>
 持仏堂

【その他】

 <建築家ブルーノ・タウト
 昭和時代初期
 ドイツから亡命した著名な建築家ブルーノ・タウトが、「日本建築の世界的奇跡」「永遠なるもの−桂離宮」
「泣きたくなるほど美しい」などと絶賛し、装飾がされていない簡素な建築美は、モダニズム建築の造形美にも通じるとして評価した

 <ミシュラン観光ガイドブック
 フランスのタイヤメーカのミシュラン社が発行する観光ガイドブックにおいて、三つ星の評価がされている

【桂離宮へのアクセス】

 市バス 桂離宮前 徒歩約8分
 阪急電鉄 桂駅 徒歩約20分


【京都検定 第1回3級】

52.修学院離宮や桂離宮の建築様式は何か?

53.桂離宮を、「日本建築の世界的奇跡」と絶賛したドイツの建築家は誰か?

【京都検定 第3回3級】

【京都検定 第5回2級】

【京都検定 第5回1級】

[インデックス]


京都通メンバページ

[目次]


[関連項目]


[協賛リンク]



[凡例]

赤字
 京都検定の出題事項
 (過去問は下段に掲載)

ピンク
 京都検定に出題された
項目へのリンク

青色紫色
 関連項目へのリンク