車折神社(くるまざきじんじゃ)(Kurumazaki Jinjya)

所在地:京都市右京区嵯峨朝日町   地図情報

祭神:清原頼業(きよはらのよりなり)(正一位車折大明神)

社格:村社

 車折神社(くるまざきじんじゃ)は、嵯峨にある神社

 学業の成就、約束を違えないことの守護とされ、
 経営が都合よく運び、集金が滞りなく進む御加護など、商売繁盛、売掛金回収のご利益があるといわれる

 祈念神石を持ち帰り、願いが叶えば倍の石を返納する

 清原頼業が桜を愛でられていたことから、廟に多くの桜が植えられ、「桜の宮」とも称される
 早咲きの「河津桜」など桜の名所

【車折神社の歴史・経緯】




【車折神社の境内】

 <本殿>
 祭神 清原頼業が祀られている
 入母屋造、銅板葺総檜造
 1752年(皇紀2412)宝暦2年の創建

 <拝殿>
 銅板葺、総檜造
 拝殿前には、祈念神石で祈願が成就した方が納めたお礼の言葉を記した石が積まれている
 賽銭箱の上部には、画家 山口玲熙(やまぐちれいき)による天井画が描かれている
 1988年(皇紀2648)昭和63年
 現在の建物が新築される

 <回廊(かいろう)>
 本殿から中門まで参道を囲むように東西に立つ
 西回廊は、春光舎(結婚式場)の入口となっている
 東回廊には、古いお札やお守り、扇子、祈念神石を納める所がある

 <手水舎(てみずしゃ)>
 朱塗りの建物

 <春光舎(しゅんこうしゃ)>
 1928年(皇紀2588)昭和3年
 昭和天皇の御大典(即位)をに使用され、京都御所より移築された建物
 現在は、結婚式が行われる

 <参集殿>

 <大鳥居>
 三条通に面して建つ

 <第二鳥居>
 近くに、3月中旬頃には「寒緋桜(かんひざくら)」が咲く
 第二鳥居から裏参道の鳥居まで、200m程の参道が続く
 第三鳥居までの参道に、境内社が左右に2社ある

 <第三鳥居>
 第三鳥居から中門まで参道が続き、芸能神社までの左右には石玉垣が連なる

 <中門>
 中門から本殿までの参道は、神職以外は通行できない

 <筆塚>
 宮司でもあった近代日本画の巨匠 富岡鉄斎が生前に用いた筆が2,000本以上納められている

 <車折神社碑>
 富岡鉄斎の筆

 <桜の名所
 河津桜(かわづざくら):2月下旬頃から3月中旬頃:芸能神社付近
    濃いピンク色の早咲きの桜
 溪仙桜(けいせんざくら):3月下旬頃:中門の前付近
    画家 冨田溪仙(とみたけいせん)により奉納されたもの
 寒緋桜(かんひざくら):3月中旬頃:第二鳥居付近
 枝垂桜(しだれざくら):4月上旬頃:駐車場付近
 匂い桜(においざくら):4月中旬頃:社務所付近

 枝垂梅(しだれうめ):2月中旬頃:中門の横



【車折神社の境内社】

 <芸能神社(げいのうじんじゃ)
 祭神:天宇受賣命(芸能大神)
 天宇受賣命は、天照大御神が、天の岩戸に隠れこの世が暗闇になったときに、岩戸の前で演舞され、
天照大御神の出現に貢献したとされる

 芸能の神として、芸能・芸術上達を祈願する人に篤い信仰を受けている
 拝殿では、名取式(なとりしき)などが行われる
 名前が記された朱塗りの玉垣が2000枚以上奉納されている

 1957年(皇紀2617)昭和32年  第三鳥居から中門の間に創建される

 <八百萬神社(やおよろずじんじゃ)>
 本殿の裏
 日本の全ての神様が祀られている

 <水神社>
 祭神:水波能女命(みずはのめのみこと)(水の神様)
 第二鳥居から第三鳥居の間に建つ

 <愛宕神社>
 祭神:愛宕大神(火の神様)
 第二鳥居から第三鳥居の間に建つ

 <辰巳稲荷神社>
 祭神:稲荷大神(宇迦之御魂神

 <大国主神社>
 祭神:大黒(大国主神

 <掘派祖霊社>
 祭神:小唄 堀派の祖霊

 <清少納言霊社>
 祭神:清少納言

 <葵忠社(きちゅうしゃ)>
 祭神:福田理兵衛(贈従五位)
 福田家の祖は、清和源氏源満仲の孫 頼遠福田姓を名乗り、その後、室町時代に越後守元光が当地に住む
 元光より数代後の元知より代々郷士となり、材木問屋を営み総年寄となる
 福田理兵衛は、幕末維新には、勤王家として長州藩の用達となり、蛤御門の変では長州藩に加わり敗北して長州に避ける
 明治維新の王政復興に、京に戻り家を再興しようとしたが、客死する
 維新大業の功により、従五位が追贈され、福田邸内に祀られたが、現在の地に移される

 <祖霊社>
 祭神:歴代の神職、信徒総代や、功績のあった方々の祖霊

 <地主神社(じぬしじんじゃ)>
 祭神:嵯峨天皇
 もと柳鶯寺  嵯峨天皇行幸されたときに、柳鶯寺で休憩されたことにちなみ、後に祀られる
 柳鶯寺が廃寺になり、車折神社の境内に移し、地主の神さまとして祀られる
 1961年(皇紀2621)昭和36年1月
 久留米市の国崎市三により社殿が寄進され復興された

 <滄海神社(弁天神社)>
 祭神:弁天(市杵嶋姫命

 <清めの社>
 祭神:大地主大神
 本殿入口付近の裏参道よりの石鳥居の脇にある
 石をモチーフにした円錐形の立砂が盛られている
 悪運・悪因縁の浄化、厄災消除の神力があると信仰されている

 <神明神社>
 祭神:天照大御神

 <天満天神社(そらみつあまつかみのやしろ)>
 祭神:天満大神



【車折神社の文化財】

 <三略>
 清原頼業の筆といわれる

 <車軒文庫>
 画家 富岡鉄斎が、明治21年から明治26年まで車折神社の宮司を務めており、作品が多数残っている
 社名標や本殿の扁額は、富岡鉄斎の筆によるもの




【車折神社の祭事】

 <歳旦祭> 1月1日
 <崇敬者繁栄祈願祭> 1月5日
 <節分祭> 2月3日
 <辰巳稲荷神社 初午祭> 2月初午の日
 <入学祭> 3月4日
 <芸能神社例祭> 4月10日
 <葵忠社例祭> 4月第3日曜日

 <例祭(大祭)、水神社例祭>
 5月14日

 <三船祭
 5月の第三日曜日
 1928年(皇紀2588)昭和3年
 宇多上皇御幸の御船遊びにちなみ、昭和天皇の御大典(即位)を記念して、例祭の延長神事として始められる
 車折神社から出発した神幸列(しんこうれつ)は、大堰川に沿って渡月橋を渡り、中ノ島公園から御座船(ござぶね)に乗船し、
御座船に続き、詩歌、俳諧、謡曲、筝曲などを披露する奉仕船が30隻ほど繰り出す
 船からは、和歌などを書いた美しいが流される
 信者より納められた古い扇子も流される

 <夏越祓(なごしのはらい)
 京都で唯一、6月1日〜30日の1ヶ月間に渡って、茅の輪くぐりが行われる
 1月〜6月の半年間の罪の汚れを祓い、残り半年を無事に送れるよう祈願される
 人形(ひとがた)の献納や、茅の輪くぐりにより厄除・悪疫退散が行われる

 <万灯祭(まんとうさい)>
 8月14日〜16日
 午前9時から午後10時まで、紙灯篭が点灯される
 全国の崇敬者により、願い事などを書き込まれた三面からなる紙灯篭に点灯し、家内安全や大願成就が祈願される

 <重陽祭
 9月9日午後1時
 「重陽」とは、9月9日に、9という陽の数字が重なることをいい、宮中などで行われた五節句の一つ
 この日に菊酒を飲んだり、についた露で肌を拭き災厄が祓われる
 1997年(皇紀2657)平成9年に130年ぶりに再興された
 の挿頭(かざし)をつけて舞う舞楽が行われ、菊酒が振る舞われる

 <火焚祭(ひたきさい)>
 11月23日午後1時
 今年一年間の収穫に感謝する行事
 「かまど」の守護神である奥津彦神・奥津姫の2神を迎え、古式にのっとり「かまど祓」が行われる
 参拝者により奉納された火焚串(護摩木)を、かまどの形に組み上げて、四方の焚き口から火がつけられる

 <冬至祭> 12月冬至の日



【その他】

 <一陽来復(いちようらいふく)>
 12月22日(冬至)から2月4日(立春)まで授与される御札
 陰気が去り大開運し陽気を迎え、起死回生伸びのびと楽しい生活ができるといわれる
 種銭は、一粒万倍のご利益があり、絶えずお金に不自由しないいわれる

 <富岡鉄斎
 近代日本画の巨匠
 1888年(皇紀2548)明治21年から1893年(皇紀2553)明治26年
 車折神社の宮司を務める
 富岡鉄斎の作品が約100点ほど残されている



【車折神社へのアクセス】

 京福電車 車折神社駅 すぐ
 市バス・京都バス 車折神社前 すぐ


【京都検定 第1回3級】

66.大堰川に船を浮かべて、船上で雅楽や日本舞踊・琴などの芸能を披露したり、船から和歌などを書いた美しい扇を流す三船祭は、どこの神社の祭か?

【京都検定 第3回3級】

【京都検定 第7回3級】

【京都検定 第8回3級】

【京都検定 第9回3級】

【京都検定 第10回3級】

【京都検定 第3回2級】

【京都検定 第5回2級】

【京都検定 第7回2級】

【京都検定 第12回2級】

【京都検定 第9回1級】


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