冠者殿社(かんじゃでんしゃ)(KanjyadenSya)



所在地:京都市下京区四条通寺町東   地図情報

祭神:天照大御神素戔嗚尊の荒魂

八坂神社の境外末社

ご利益:商売繁昌

 冠者殿社(かんじゃでんしゃ)は、四条通八坂神社御旅所の西端横に立つ八坂神社の境外末社

 祭神は、八坂神社の祭神の素戔嗚尊の荒魂が祀られている

 四条通のバス停の目の前にあり、いつも賑わっている

【冠者殿社の歴史・経緯】


【冠者殿社の祭神】

 <素戔嗚尊の荒魂>
 素戔嗚尊は、天照大御神にたいして身の潔白を誓約された神さま
 誓文払いの祖神として信仰される

 荒魂は、和魂と対をなすもので、神霊の穏やかなはたらきを和魂、猛々しいはたらきを荒魂という

【冠者殿社の祭事】

 <例祭・誓文払い(せいもんばらい)>
 10月20日
 商人が、神さまに商売ができることへの感謝と、利益を得てきたことを償い、商売繁昌を祈願する
 一般の方々は、神様の清き心をいただき家内安全で過ごせるよう祈願する

 土佐坊昌俊の堀川夜討ちの故事から、商売人が商売上の嘘を祓い清めてもらうための参詣が行われたという
 年一回の大安売りをして、お客様に利益を還元する商道徳が守られていた

 江戸時代末期には
 祗園や先斗町など花街の遊女達が、馴染みの客に愛の証として偽りの恋文や証文を書いたことや、
嘘をついたことを清める参詣が行われるようになったといわれる
 この参詣は一切無言で行わなければ願いは破れるといわれ、「無言詣」と称されるようになる

 現在も、祇園祭のとき、御旅所に神輿がとどまる七日七夜にわたり無言詣が行われる

【その他】

 <「土佐坊昌俊の堀川夜討ち」の故事
 土佐坊昌俊(とさのぼうしょうしゅん)は、源頼朝の命を受け、源頼朝と仲違いした弟の源義経の討っ手となる

 土佐坊昌俊は、熊野詣を装って上洛し、源義経には「紀州熊野権現への参詣の途中に立ち寄ったもので、君に二心はない」と
誓紙七枚を起請したといわれる
 三枚は八幡宮、一枚は熊野権現、三枚は誓いのしるしとして灰にして飲み下したという

 しかし、土佐坊昌俊は、夜の暗闇の中で源義経の堀川邸を取り囲む
 土佐坊昌俊は、奮闘するが、源義経に捕らえられ、首をはねられる前に、
「この後、忠義立てのために偽りの誓いをする者の罪を救わん」と願をかけたといわれる

 このことから、冠者殿社には「起請返し」「誓文払い」の信仰が生まれたといわれる

【冠者殿社へのアクセス】

 市バス 四条河原町 目の前
 阪急電車 四条駅 徒歩約5分

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